《 7月13日 》
シアトル
7月13日、予想どおり眠りが浅く、夜中は殆ど熟睡出来なかったが、お腹が空いていたので7時に起きることが出来た。 朝食後は共同装備の確認とザックに入れる荷物のパッキングを行う。 図らずも室内が広かったのでパッキングがしやすかった。 水作りを効率良くするため、各々がコンロとボンベ、コッヘル、フィルターを持って行くことにした。
荷物のパッキングを終えたので、軽めの市内観光でシアトルの中心部の観光名所の『スペースニードル』というタワーと、『パイク・プレイス・マ−ケット』という市場に行く。 ホテルから歩いて5分のシータック空港駅から電車(片道3.5ドル)に乗り、30分ほど乗車してからモノレール(片道2.5ドル)を乗り継いでスペースニードルへ。 初めのうちは高架だった電車は市街地に入ると路面電車のように道路の真ん中を走るようになり、坂の多い町の中心部では地下を走るようになって変化に富んでいた。 今日は土曜日ということもあって、スペースニードルは家族連れを中心に人出が多く、展望台へのエレベーターには順番待ちの列ができていたため、タワーの回りを半周して写真を撮るだけに留め、次の目的地の市場までオフィス街を歩いて行くことにした。
休日のオフィス街の人通りはまばらだったが、市場が近づくにつれてどこから集まってきたのかと思われるほど多くの観光客の姿が見えた。 市場の場外にはスタバの1号店があり、入店を待つ人の列が出来ていた。 昼食を付近で食べることも危ぶまれたが、運良く比較的空いている寿司バーに入ることが出来た。 店内はそれなりの雰囲気があり、私達の隣のテーブルの人達が食べていた“弁当”という料理を注文すると、15ドルという値段の割には美味しく丁寧なお重の弁当が出てきた。
昼食後は海側の裏口から市場の中に入る。 階下のフロアはアウトレットショップやマニア向けのホビーの店が軒を連ね、最上階(1階)のみが生鮮の肉や魚、果物、野菜、そして生花を売るこぢんまりとした観光用の市場になっていた。 喧噪の市場を隅々まで訪ね歩くのも一興だが、明日からの計画に支障をきたさないよう早めに切り上げ、ダウンタウンのスーパーで夕食用の食料や山での行動食などを買い、ユニバーシティストリートという地下駅から電車に乗ってホテルに戻った。
夜の天気予報は昨日のものと大差なく、明後日の15日にパラダイスからキャンプ・ミュアに上がり、16日に登頂して17日にパラダイスに下るという計画が固まってきた。