《 4月19日 》

シガール(4320m) 〜 高所順応(4500m) 〜 シガール(4320m)

   4月19日、頭痛まではいかない頭部の違和感で夜中に2回目が覚めたが、4320mの高度にしてはよく眠れた。 外気温は一桁だろうが、室温は14度で意外と暖かかった。 起床前のSPO2と脈拍は83と53で、数値も体調もまずまず良かった。 朝食はバイキングではなく、いわゆるコンチネンタル・ブレックファーストで、パンや肉まんなどを食べた。

   午前中は順応目的のハイキングに行く。 当初計画していた寺院がある山は、今年から入山規制で登れなくなってしまったので、ホテルの裏山を登ることになった。 私達よりも早く出発した同宿のロシア隊は5000m前後のピークを目指しているようだったが、私たちは緩やかなタソック帯の斜面を僅か1時間、標高差にして200mほど登った所で早々に切り上げた。 頭痛がなくなり食欲も旺盛になってきたが、体はまだまだ順応途上で、足は思うように上がらなかった。


ホテルでの朝食


ロシアの『セブンサミッツクラブ』を主宰するアレックス


順応目的のハイキングで緩やかなタソック帯の斜面を歩く


ホテルの裏山を1時間、標高差にして200mほど登った


   下山してからの昼食は倉岡さんの馴染みの羊の肉の店を予定していたが、やはりここも外国人観光客が立ち入れなくなってしまったので、ホテルの近くの大衆的な中華料理店に行った。 町中は特に観光するような所はないので、午後はホテルの近くの雑貨店で日用品の買い物だけして明日からのB.C入りに備えてホテルで静養した。 夕食は昨日と同じホテルのバイキングだったが、この一軒宿のホテルが町では一番良いレストランのようで、外からのお客さんの姿も見られた。 夕食後は明日からのB.C入りに向けて最後の風呂に長く浸かった。 就寝前のSPO2と脈拍は87と63で、僅かながら順応が進んでいた。


ホテルの近くの大衆的な中華料理店


昼食の中華料理


ホテルの近くの雑貨店


夕食はホテルのバイキングを食べる


ホテルの部屋からの眺め


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