《 10月22日 》

デボチェ( 3 8 2 0 m ) 〜 パンボチェ( 3 9 3 0 m )

   10月22日、放射冷却で部屋の気温は4℃まで下がっていた。 起床前のSPO2は85、脈拍は52で起床後も87と59で数値は申し分なく頭痛も全くなかったが、寒さで指先だけは冷たかった。 朝食はシェルパシチューで体が温まった。

   今日は目と鼻の先のパンボチェまでの半日行程なので、ゆっくりと10時に出発する。 朝の天気は今日も快晴で、アマ・ダブラムのみならず雪煙の舞うエベレストの山頂も見えた。 今日は他のトレッカー達と行動時間が違うため、街道を歩く人影は昨日とは段違いに少なかった。  デボチェから30分ほど僅かに登り下りしながら長い吊り橋を渡ると、アマ・ダブラムが常に前方に見えるようになり、予想よりも早く1時間ほどでパンボチェの村も見えるようになった。 パンボチェの村は広いが、より高い所での順応が目的なので一番奥のロッジを選んだ。 今日と明日の二日間連泊するロッジは昔ながらのタイプで昨日までのように室内にシャワーや水洗トイレはないが、共用のシャワールームが建物の中にあるので全く問題なかった。


朝食の前菜のサラダ


デボチェのロッジから見たアマ・ダブラム(右)と雪煙の舞うエベレストの山頂(左)


デボチェからパンボチェへ


アマ・ダブラムが常に前方に見えるようになる


パンボチェから見たアマ・ダブラム


パンボチェ


パンボチェの雑貨店


パンボチェで宿泊したロッジ


ロッジの部屋


ロッジの部屋から見たアマ・ダブラム


   朝食に続いて昼食でも食べたシェルパシチューは素朴な田舎風の味付けで美味しかった。 部屋の窓からはアマ・ダブラムが良く見えたが、今日も昼過ぎからアマ・ダブラムに雲が湧き始めてしまったので、夕方まで読書と昼寝をして過ごした。 夕食前のSPO2は86、脈拍は58で相変らず数値も体調も良かった。 夕食の料理は昨日のロッジのような豪華さはないが、どの料理もいわゆる“おふくろの味”で愛情が感じられた。 夜中にトイレに起きると、窓から星空の下に神々しいアマ・ダブラムが見えた。


ロッジの食堂


料理のメニュー表


昼食のシェルパシチュー


昼食の揚げ餃子(フライド・モモ)


ロッジのトイレ


夕食の野菜炒め


ロッジの部屋から見た真夜中のアマ・ダブラム


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アマ・ダブラム