《 10月18日 》

カトマンドゥ ( 1 3 5 0 m ) ⇒ ルクラ ( 2 8 4 0 m ) 〜 ベンカール( 2 6 3 0 m )

   10月18日、昨日より少し遅く6時過ぎにロビーに迎えにきたスバシと共にエージェントの車で空港に向かう。 昨日ルクラに入れなかった人達が多いので心配だったが、今日も空港のロビーは予想よりも空いていた。 2番機なので9時台のフライトとなると言われたのでコーヒーを飲んで寛いでいると、ネパール航空のスタッフから予定よりも早く出発することになったと伝えられ慌ただしくロビーを出る。 搭乗するツインオッターは昨日とは違う旧式の機体で少し嫌な感じがしたが、こればかりはどうしようもない。 同乗するアメリカ隊に左側の山々が見える席を譲り、右側の最前列に座る。 カトマンドゥの空港を飛び立つと、昨日よりも明らかに雲が少なかったので、ルクラに行けることを確信した。 40分のフライトで無事ルクラの空港に降り立つと、機内では歓声が上がり拍手喝采となった。 前回と同じように空港は迎えを待つポーターやシェルパ達で鈴なりで、マナスル登山の時にAG隊にいたシェルパのダ・デンディの姿もあった。

 

エージェントの車で空港に向かう


国内線の搭乗カウンター


搭乗するツインオッターは昨日とは違う旧式の機体だった


飛行機の車窓から見たヒマラヤの山々


ルクラの空港


ルクラの村


シェルパのダ・デンディと再会する


   前回泊まったナマステロッジでアメリカ隊とティータイムを楽しんだ後、いよいよエベレスト街道を歩き始める。 同行するシェルパのゲルはアメリカ隊の荷物のトラブルでルクラを発てず、倉岡さんと二人で先行することになった。 予想よりも肌寒く歩くにはちょうど良い。 今日は基本的に下り基調なので楽チンだ。 歩きながら5年前の記憶が徐々に蘇ってくる。 エベレスト街道もカトマンドゥの市街と同じように震災の爪跡は全く見られず、新しく建てられたロッジが随所に見られ、道の状態も以前より良くなっていた。 街道を歩くトレッカーの数は明らかに前回よりも多い。 昼食はパグディンのロッジでダルバートを食べた。 間もなくゲルが追い付いてきた。 ルクラでは晴れていたがその後は終始曇がちで、周囲の山々は殆ど見えなかった。 パグディンの先に新しいベーカリーがあったのでコーヒーブレイクとした。 

   エージェントとの契約上、宿泊するロッジや食事のメニューは私達が決めて良いので、今日は倉岡さんの提案でパグディンとナムチェの間では比較的静かなベンカールのロッジに泊まることになった。 ここからはタムセルクの眺めが良いらしい。 予想どおりロッジは空いていたので二人部屋を一人で使えた。 昔ながらのロッジだが、部屋の床にはウレタンマットが張られていてベッドの布団も新しかった。 宿泊者は私達の他はインド人の親子だけだった。 夕食の揚げ餃子(フライド・モモ)は美味しかった。 ベンカールの標高は2630mとまだ低いので頭痛とかは全くなかった。


ルクラからベンカールへ


ナマステロッジでアメリカ隊とティータイムを楽しむ


エベレスト街道を歩き始める


街道を歩くトレッカーの数は前回よりも明らかに多かった


昼食のダルバート


新しく建てられたロッジが随所に見られた


パグディンの集落


新しいベーカリーでコーヒーブレイクとした


ベンカールで宿泊したロッジ


ロッジの部屋


ロッジの厨房


夕食の揚げ餃子(フライド・モモ)


B A C K  ←  《 10月17日 》

N E X T  ⇒  《 10月19日 》

アマ・ダブラム