《 8月16日 》

C.1(4400m) 〜 C.2(5400m)

   8月16日、早いものでいよいよ今日から3泊4日で山頂アタックに向かう。 順応はほぼ出来ているので、あとは天気と風の強さ次第だ。 前回と全く同じスケジュールで3時半に起床し、上部キャンプでの朝食と同じカップそばと行動食の煎餅を試食を兼ねて食べ、5時前にC.1を出発する。 頭上には上弦の月がこうこうと輝き、金星も見える快晴の天気だ。 前回と同じように他のパーティーはすでに出発していったので周囲に人影はない。 先頭のビシュヌが私達の荷物をボッカしているため、また私達も一昨日までの疲労が残っているため、ペースは前回よりもむしろ遅いくらいだ。 モレーン上のルートの記憶は新しく、前回と同じ1時間半ほどで氷河の取り付きに着いた。 アイゼンとハーネスを着け、ビシュヌと工藤さんと私が、そして平岡さんと山本さんと田路さんが、それぞれロープを結んだ。

   快晴の天気で絶好の登山日和となりそうだったが、氷河を登り始めてから30分ほど経つと吹き下ろしの風が徐々に強まり、以後C.2まで吹き止むことはなかった。 休んだり止まったりすると寒いので、トイレ以外では休憩することなしに登り続けたが、順応よりも疲労の蓄積が勝ってしまったようでメンバーのペースは上がらず、奇しくも前回と同じ正午ちょうどにC.2に着いた。


未明のダイニングテント


3泊4日で山頂アタックに向かう


1時間半ほどで氷河の取り付きに着く


前回と同じようにビシュヌと工藤さんと私がロープを結んだ


氷河を登り始めてから30分ほど経つと吹き下ろしの風が徐々に強まった


休んだり止まったりすると寒いので、トイレ以外では休憩することなしに登り続けた


順応よりも疲労の蓄積が勝ってしまったようでメンバーのペースは上がらなかった


正午ちょうどにC.2に着いた


   今回も前回と同じテント割で工藤さんと一緒になった。 C.2に上がったパーティーが少なかったようで、私達の入ったテントは地面の凹凸が激しく底も濡れていたが、3人用の大きなテントだったので、少し手を加えるとまずまず快適に過ごせるようになった。 順応はそれなりに進んでいるので体調は良いが、脈が60台までなかなか下がらず、夕方4時のSPO2と脈拍は83と70だった。 夕食のフリーズドライのカレーは予定した分を完食出来たが、夕食後のSPO2と脈拍は84と74で、まだ依然として疲労のバロメーターとなる脈が高かった。


順応はそれなりに進んでいるので体調は良い


3人用の大きなテントで快適に過ごす


夕食のフリーズドライのカレーは予定した分を完食出来た


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