《 8月6日 》

B.C(3600m) 〜 4250m地点 〜 B.C(3600m)

   8月6日、周囲が明るくなった6時に起床する。 昨夜はすぐに眠れたが、夜中に軽い頭痛で起きてしまい、その後はいつものように寝たり起きたりの繰り返しとなった。 起床前のSPO2と脈拍は86と56で、少し緩いが快便だった。 意外にも8時からの朝食はバイキングだったが、町中のホテルのようだったので驚いた。

   朝食後は順応のため、半日行程のハイクングに行く。 ビシュヌも一緒に行くことになった。 B.Cの背後に聳えるペトロスキー・ピーク(4803m)の途中まで登る予定だ。 雲一つない快晴の天気で気持ち良い。 道標の類は一切ないが、フウロが咲乱れる道は良く踏まれていて歩き易かった。 順応していないので足は重いが、展望が良いので歩くことがとても楽しい。 ハイキングだけが目的でB.Cやこの先のC.1を訪れる人がいるというのも頷ける。 出発してから1時間ほどで顕著な尾根に上がり、雪を戴く山頂に向かって長大な尾根を緩やかに辿って行く。 踏み跡は相変わらず明瞭で、予想以上に快適なハイクングとなった。

 

B.Cから見たレーニン・ピーク(右端)


B.Cから見たペトロスキー・ピーク


朝食のバイキングは町中のホテルのようだった


順応のため、半日行程のハイクングに行く


道標の類は一切ないが、フウロが咲乱れる道は良く踏まれていて歩き易かった


雪を戴く山頂に向かって長大な尾根を緩やかに辿って行く


踏み跡は相変わらず明瞭で、予想以上に快適なハイクングとなった


ハイキングコースからの風景


ハイキングコースからの風景


   正午前にGPSで4250mの高さまで登ると、そこから先は岩の多いルートとなったため、今日のハイキングはここまでとし、しばらく休憩してから引き返す。 ケルンの立つ峠のような広い鞍部から砂地の急斜面をショートカットして下ったので、終了点から1時間ほどでB.Cに戻れた。

   昼食は羊肉のスープと白米にキノコと鶏肉を和えたもの。 B.Cマネージャーのミハエルから、すでに下山した北九州山岳同好会のパーティーが先日登頂したというメモを渡された。 昼食後は個人用テントでゆっくり休養する。 皆はシャワーを浴びに行ったが、私は風邪が完全に治ってないのでパスした。 SPO2と脈拍は89と85で、順応には効果があったが少し疲れた。 水分補給に努めたので、夕方にはSPO2と脈拍は94と59まで改善した。 夕食のスパゲテイは美味しく食べられたが、ボリュームが少なかったので、テントに戻ってからお菓子を食べた。 残照のレーニン・ピークがとても美しかった。


4250m地点でハイキングを終了する


4250m地点から見たペトロスキー・ピーク


4250m地点から往路を引き返す


ケルンの立つ峠のような広い鞍部から砂地の急斜面をショートカットして下る


B.Cのある広い扇状地


昼食の羊肉のスープ


昼食を食べながらダイニングテントで寛ぐ


B.Cから見たレーニン・ピーク(右端)


夕食のスパゲテイ


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