《 8月4日 》
モスクワ ⇒ ビシュケク(900m) ⇒ オシュ(1200m)
8月4日、夜の便でモスクワを発ち、日本に戻るようにキルギスの首都のビシュケクに向かう。 ビシュケクまでは4時間のフライトとなり、日本とキルギスの時差は3時間なので、現地時間で朝の5時頃にビシュケクに着いた。 キルギスの入国審査は全くシンプルかつスムースで、パスポートを提示するだけだった。 早朝の人気のないロビーで3時間ほど待ち、エージェントが手配した国内線でオシュに飛ぶ。 国内線の預託荷物は15キロまで、かつ1個までが無料で、超過荷物は1キロあたり50ソム(邦貨で75円程度)と国際線とは比べものにならないほど安かった。
オシュへは横6列の古い小型機で1時間足らずで着いたが、風邪をひいていたせいか、成田からのフライトが予想以上に疲れた。 空港の到着ロビーにはエージェントの『AK−SAI・TRAVEL』(アキサイ社)のスタッフが出迎えてくれ、ホテルまでマイクロバスで送ってくれた。 アキサイ社と提携しているホテルには11時前に着いたが、問題なくチェックイン出来たばかりか、朝食のバイキングもまだ利用できるとのことで、図らずも早めの“昼食” をとることになった。 三ツ星クラスのホテルはこぢんまりとしていたが、部屋は予想以上に快適で、シャワーや洗面所のお湯も瞬時に出た。
午後は上部キャンプ用の行動食をスーパーマーケットに買いに行くことになっていたが、私は風邪と長旅の疲れのためパスし、ベッドで昼寝をして過ごした。 夕食はトロリーバスで町のやや中心にあるレストランに行った。 バスの料金は6ソム(約10円)と非常に安かった。 地元の人で賑わうレストランで、キルギスでは一般的な羊や牛肉の料理を頬張る。 どの料理もシンプルで味付けが薄く、辛さも全くなかった。 緯度は日本の東北地方くらいだが、9時近くまで明るい。 帰路はホテルまでゆっくり歩いて帰ったが、暗い道でも小さな子供達の姿が見られ、オシュの治安は外務省の危険情報よりも良さそうだった。