《 10月6日 》

シガツェ ( 3 8 6 0 m ) ⇒ ラサ ( 3 6 5 0 m )

   10月6日、標高が4000mを切ったことで昨夜は前夜に増して良く眠れ、10時間近く熟睡した。 やはり高所では脈が常に高いため睡眠が浅く、目に見えない疲労が溜まっていたのだろう。 本当に高所登山は体に悪いとつくづく思った。 ホテルの中庭のレストランでの朝食のバイキングは、倉岡さんの記憶どおり高級ホテルとは思えないほど質素だった。 朝食後にAG隊がC.2から全員登頂したという情報が入った。 今後チョ・オユーでは、私達のように酸素ボンベ5本を使ってC.1から酸素を吸い、C.2からアタックするのがスタンダードになるのではないだろうか。 

   今日はシガツェから240キロほど離れたラサまでの移動だが、昨日と同じように当局に時間や行程をコントロールされているため、チェックポストの手前で何度か時間調整の休憩をしなければならずもどかしい。 休憩していると、どこからともなく物売りがやってくる。 昼食時はレストランの中まで入ってくるほど商魂はたくましかった。 ネックレスがメインのようだったが、同じようなものは明日以降にラサで買えるため、見ているだけで買うことはなかった。

   半日行程のラサまで7時間ほどかけて移動し、夕方に行きと同じホテルに着いた。 このホテルは旧市街では一番高級なホテルだろう。 当初の計画よりも1日早くラサに着いたため、ラサには二泊することになったが、今日の宿代はエキストラなので1泊200ドルと高く、リエゾンの懐はどんどん肥えていく。 夕食はホテルのレストランで美味しいものをたらふく食べた。


ホテルの中庭のレストラン


質素な朝食のバイキング


シガツェの税務署


時間調整の休憩中にやってきた物売り


ラサの入口の検問所にある看板


ラサの新市街


ラサのポタラ宮


宿泊したホテル


ホテルの室内


ホテルのレストラン


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