《 10月7日 》

ラサ ( 3 6 5 0 m )

   10月7日、明日のカトマンドゥへのフライトが変更出来ないため、今日はラサでの滞在日となった。 ラサから成都経由で日本へ帰る星野さんを見送ってからゆっくり朝食のバイキングを食べる。 もうお腹もだいぶ落ち着き、食欲も普通になってきた。 朝食後は久々にSPO2と脈拍を測ってみると、93と58だった。

   今日は各々が自由に行動することになり、とりあえず皆でラサでは有名な大昭寺(ジョカン)の周囲を一周する参道を見て歩いた。 以前はラサの市内観光はリエゾンと同行することを義務付けられていたようだが、今はそのような制約はなくなったようだ。 参道は土産物屋がぎっしりと軒を連ね、都市部からの観光客や外国人が多い一方、五体投地しながらお寺の周囲を回っている若者の姿も見られた。 本堂の中には入らずにポタラ宮の方向に進み、新しい大きなデパートに入った。 デパートは参道の店とは一線を画し、高級感に溢れたブランド物しか置いてなく、地元の富裕層を相手にしているようだった。

 

ラサから成都経由で日本へ帰る星野さんを見送る


朝食のバイキング


有志で市内観光に向かう


大昭寺(ジョカン)の周囲を一周する参道


五体投地しながらお寺の周囲を回っている若者


参道から見た大昭寺


大勢の人で賑わう大昭寺の入口付近


大昭寺からポタラ宮の方向に進む


迎賓館


新しい大きなデパート


   デパートの中の落ち着いた雰囲気のレストランに入って一杯55元(800円)のコーヒーを飲み、韓国焼肉を食べに行くというメンバーと別れ、一人で旧市街を目的もなく歩き回った。 小腹が空いてきたので、新しい洒落たパン屋で菓子パンを買い食いしてみると、意外にも日本のパンと変わらないほど美味しかった。 庶民的なスーパーマーケット(超市)や雑貨店などを見ながら人通りの多い所を歩いていると、偶然にも小昭寺(ラモチェ)の前を通ったので、拝観してみることにした。 入口の脇に入場券を買う所があったようだが、気が付かずにそのまま中に入ってしまった。 本堂には所狭しと色鮮やかな仏像が並べられ、一見の価値があった。 高所登山の後遺症で明らかに筋力が落ちていることが分かったので、昼過ぎにはホテルに戻ってゆっくり寛いだ。

 

一杯55元(800円)のコーヒー


菓子パンは日本のパンと変わらないほど美味しかった


飲料水の自動販売機


ポタラ宮


ファーストフード店


無料の公衆トイレ


小昭寺(ラモチェ)の参道


小昭寺の本堂


小昭寺の本堂には所狭しと色鮮やかな仏像が並べられていた


庶民的な雑貨店


   ラサでの最後の晩餐はリエゾンの案内で、ホテルの近くにあるチベット料理店で本場の『ギャコク』を食べた。 ギャコクはカトマンドゥで何度か食べたことはあったが、昔ながらの土鍋を使うこの店のギャコクの味は一枚も二枚も上だった。 サイドメニューの蒸した鶏肉やヤクのタンはとろけるほど柔らかく、これだけでも充分美味しかった。 当初はラサに二泊することが嫌だったが、このギャコクの味は記憶に残るものとなった。


ラサでの最後の晩餐はチベット料理店で本場のギャコクを食べた


昔ながらの土鍋を使ったギャコク


蒸した鶏肉


ヤクのタン


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