《 9月6日 》

ラサ ( 3 6 5 0 m ) ⇒ シガツェ ( 3 8 6 0 m )

   9月6日、7時半に起床。 夜中に雨が降り、昨日以上に曇が多い。 夜中は軽い頭痛で2〜3回目が覚めた。 起床後のSPO2と脈拍は86と54で、頭がすこしぼんやりしている。 まだラサの高度にも順応してないことが分かってガッカリした。 今日は3900mのシガツェに車で移動するが、少し不安を感じる。

   10時にリエゾンの車でホテルを出発し、銀行で両替を済ませてからシガツェに向かう。 意外にも銀行の両替機はATM化されていて、日本語の案内もあった。 ラサからシガツェは260キロほどとのこと。 二日前に通った空港までの自動車専用道路を通り、空港の手前から一般道路(国道318号線)に入ってヤルツァンポ川という大河に沿って西へ向かう。 道路は舗装の状態も良く空いているので、スピードはいくらでも出せるが、リエゾンが運行している外国人旅行者の車は中国政府の管理下に置かれ、GPSと途中の検問所で通行時間を制限されるため、決められた移動時間よりも早く目的地に着くことが出来ない仕組みになっていた。 昼食はリエゾンの指定するドライブインのような店で食べたが、料理が矢継ぎ早に次々と出てきたのが印象的だった。

 

ラサからシガツェへ


簡素なホテルの朝食


銀行の両替機はATM化されていて、日本語の案内もあった


ガソリンスタンド


国道318号線と並走する高架の鉄道の線路


ヤルツァンポ川という大河


昼食はリエゾンの指定するドライブインのような店で食べた


昼食を食べた店内


   道は緩やかな登り下りを繰り返しながら、徐々に高度を上げていくような感じで、夕方の5時前にシガツェの市内に入った。 チベットではラサに次いで2番目に大きいというシガツェは、ラサに比べると少し田舎臭い感じがしたが、それでもまだまだ私がイメージしていたチベットの町よりも垢抜けていた。 ラサで3650mに合わせた高度計の標高は3870mと僅かに220m上がっただけだった。 宿泊したホテルは地元では伝統がある名宿らしいが、内装や外観が少々古びていた。 それでもシャワーからは熱いお湯が潤沢に出るし、ネパールのトレッキングで泊まるロッジに比べたら正に天国だ。

   夕食は今日もホテルで食べることになったが、ホテルが用意した中華のコース料理ではなく、各自がステーキなど好みの料理を注文して食べた。 頭痛もようやく治まり、今晩は熟睡出来そうな気がしたが、残念ながら1回だけ軽い頭痛で目が覚めた。


街道脇のトイレ


トイレの内部


検問所の手前で車を停めて時間調整をする


ラサに比べると少し田舎臭い感じがするシガツェの市街


シガツェで宿泊したホテル


ホテルのロビー


ホテルの室内


夕食は各自が好みの料理を注文して食べた


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