《 1日 》

ワラス(3090m)

   8月1日、今日も快晴の天気となり、ホテルの中庭からランラパルカなどの山々が見えた。 起床後のSPO2と脈拍は92と55で、もうすっかり高所に順応した体になった。 ゆっくりと朝食を食べ、帰国する西廣さんと節子さんを見送るため、昨日アグリと打ち合わせた9時にホテルのフロントに行くと、アグリではなくエージェントの社長のベロニカが来ていた。 ベロニカとの再会に胸が弾んだが、アグリの義兄が昨日癌で亡くなったという話しを聞いて愕然とした。 次の山を登るためのアグリとの打ち合わせは必然的に延期となったが、ベロニカの話しでは葬儀は今日中に行われるので、明後日からの登山には影響がないとのことだった。 

   帰国のためリマに向かう西廣さんと節子さんを見送ってから、午前中はホテルでチョピカルキで使った登山用具の整理と次の登山に向けての準備を入念に行い、午後は昼食と行動食や土産物を買いに出掛けた。 “大型連休”も終わり、ワラスの町はだいぶ静かになったが、それでもメインストリートを歩く人や車は多かった。 午後に入っても雲は殆ど湧かず、バジュナラフ(5686m)、ランラパルカ(6162m)、リマ・リマ(5203m)、ワンツァン(6395m)、ワマシュラフ(5434m)、シャクシャ(5703m)などの山々がメインストリートから見えた。 スーパーマーケットのある交差点の対面に『金叶酒家』という中華料理店(チーファ)があったので、そこで昼食を食べることにした。 鶏肉の炒飯(10ソーレス/邦貨で約400円)と車海老の入った野菜炒め(17ソーレス/邦貨で約700円)を食べたが、野菜が多く味付けもまずまずで美味しかった。 特にボリュームは日本の1.5倍から2倍くらいで多過ぎるほどだった。 スーパーマーケットで最終キャンプで食べるカップラーメン、行動食、お土産用のお菓子などを買ってホテルに戻る。 ロビーに置かれている無料のパソコンで次に予定しているチンチェイやランラパルカなどの山々を検索して最新の情報の収集に精を出すが、どちらの山も参考になるような情報は殆ど得られなかった。

   昨日から食べ過ぎていたこともあり、夕食はいつも盛況な路地裏のファーストフードのハンバーガーショップでチキンとビーフのハンバーガー(いずれも2ソーレス/邦貨で約80円)を買ってホテルの部屋で食べたが、中に挟んである大きなフライドポテトが美味しく、地元の人に好まれている理由が分かった。


ホテルのフロントでベロニカと再会する


帰国のためリマに向かう西廣さんと節子さんを見送る


ホテルでチョピカルキで使った登山用具のメンテをする


メインストリートから見たランラパルカ


メインストリートから見たバジュナラフ


メインストリートから見たシャクシャ


メインストリートから見たワンツァ(中央奥)とワマシュラフ(右手前)


『金叶酒家』という中華料理店(チーファ)


車海老の入った野菜炒め


路地裏のファーストフードのハンバーガーショップ


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