《 26日 》

ワラス(3090m)

   7月26日、快晴で清々しい朝だが、放射冷却で山の中と同じくらい寒く感じる。 部屋に暖房の設備がないので余計そう感じるのかもしれない。 朝食のバイキングは宿泊客が少ないせいか質素で、パンも冷たかった。 朝食後のSPO2と脈拍は91と61で、疲れが取れていないのか脈が少し高かった。 

   午前中は明日からの登山に備えて寝袋を干したり、荷物の仕分けなどをして過ごし、正午に西廣さん夫妻と一緒に市場通りの散策を兼ねて昼食を食べに出掛けた。 今年の山の天気はやはり不安定なようで、上空にはすでに雲が湧いてきていた。 雑踏とした市場の雰囲気はワラスが3回目の私達には見慣れた光景だが、南米が初めての西廣さん夫妻には印象的だっただろう。 昼食は昨日行ったピザ店の並びのイタリアンレストラン『トリビオ』でパスタやケーキなどを食べ、観光客向けの土産物店やスーパーに寄ってからホテルに戻った。 ホテルのロビーには無料で使えるパソコンがあって重宝した。 夕方はアタック用の装備の再点検などをして過ごす。

   約束どおり7時にアグリがホテルに来てくれ、私達の希望でクレープ包み料理が得意のフレンチレストラン『クレープリー・パトリック』に行き、夕食を食べながら明日からのチョピカルキ登山の打ち合わせをする。 アグリから、今シーズンはワスカランの氷河の状態が悪く、6月に平岡さんの隊が登ったのが最初で最後になっているため、チョピカルキに登るパーティーがいつもより多いので、ルートは全く心配要らないという話しがあった。 また、当初はアグリの他にロドリゴがガイドに決まっていたらしいが、同じエージェントに属するガイドがアルパマヨで怪我をしたことで、急遽ロドリゴが他のクライアントのトクヤラフのガイドをすることになってしまったとのことだったが、コックは予定どおりラウルが来てくれるとのことで良かった。 また、明日からはペルーの独立記念日の祝日を絡めた連休となるため、アグリの長女とラウルの長女がB.Cまで一緒に来るというので楽しみだ。


ホテルの中庭


簡素な朝食のバイキング


明日からの登山に向けての準備をする


ワラスのメインストリート


市場通りを散策する


鶏肉


ピーマン


鮮魚



チリモア


アイスクリーム


町の中央に位置するアルマス広場


イタリアンレストラン『トリビオ』で昼食を食べる


昼食の生パスタ


デザートのケーキ


観光客向けの土産物店


フレンチレストラン『クレープリー・パトリック』で夕食を食べる


明日からのチョピカルキ登山の前祝い


夕食のクレープ包み料理


夕食のリャマの肉のステーキ


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