《 10月14日 》

    モンジョ ( 2 8 4 0 m ) ⇒ ナムチェ ( 3 4 4 0 m )

   10月14日、昨日からの雨は止まずに降り続いていた。 5時半に起床すると、動悸は無くなったが少し軽い頭痛がした。 6時に朝食を食べて7時に出発の予定だったが、雨足が強かったので7時半過ぎの出発となった。 エベレスト街道を何度も歩いている滝口さんや田口さんもこんなことは初めてだと言っていた。

   今日はナムチェ(3440m)までの数時間の短い行程だ。 雨も2日目となると精神的にも慣れてくる。 歩き始めてからすぐにチェックポストがあり、その後もナムチェまでの間に3か所もあった。 3本目の吊り橋の手前からドゥードゥ・コシ(川)の水辺から離れ、長い石の階段を登る。 新しい吊橋を渡り、対岸の尾根をジグザグにぐんぐん登っていくと、休憩するのにちょうど良い広場があった。 ここから初めてエベレストが樹間から見えるらしいが、もちろん今日は全くダメだ。 広場から先では傾斜が緩み、間もなく前方にナムチェの集落が見えてきた。 最後のチェックポストでは、盗難が多いためか、所持しているカメラのメーカーを各人が聞かれた。

   予想よりも早く、正午前にすり鉢状の山の斜面に広がるナムチェの村に着いた。 エベレスト街道の中では一番大きな村だが、想像していたよりも小さく感じた。 村の中心部に進むと道は狭い石の階段となり、その両側にロッジと土産物屋が所狭しと軒を並べていた。 予約してあったロッジに入り、食堂で暖かいミルティーを飲んで一息つく。 到着後の体調は昨日よりも良かったので、SPO2(酸素飽和度)はまだ測らないことにする。 着替えを済ませ、昼食は関西うどん風のトゥクパを食べる。 昼食後はまた濡れた荷物を乾かす。 今日は寝袋が濡れていた。 

   3時に近くのカフェ『ナムチェ・ベーカリー』に行き、ティ−タイムを楽しむ。 垢抜けたカフェでケーキやパンの種類が多く、また注文したケーキも美味しかった。 コーヒーやケーキの値段は300ルピーから400ルピー(邦貨で330円から440円)で日本と変わらない。 雑貨店で買ったミネラルウォーターは1リッター100ルピー(110円)だった。 再び雨足が激しくなってきたので、村内の散策は最小限に留め、ロッジの部屋で寛ぐことにした。 夕食は各々が好みに合わせて注文し、モモ(蒸し餃子)やフライドライス(炒飯)などを食べた。 スタッフの話では今年の秋は降雪が多く、昨年行ったヒムルン・ヒマールでも雪崩で3名亡くなったとのことだった。


朝食のリンゴパンケーキ


雨足が弱まるのを待つ


雨も2日目となると精神的にも慣れてくる


最初のチェックポスト


モンジョの集落の外れからドゥードゥ・コシ(川)の水辺へ下る


1本目の吊橋


二つ目のチェックポスト


ドゥードゥ・コシ(川)の左岸を歩く


3本目の吊橋(下の吊り橋は以前の古いもの)


尾根をジグザグにぐんぐん登る


エベレストが樹間から見えるという休憩広場


三つ目のチェックポスト


ナムチェの村


村の中心部に進むと、道は狭い階段となった


昼食は関西うどん風のトゥクパを食べる


カフェ『ナムチェ・ベーカリー』でティ−タイムを楽しむ


ロッジと土産物屋が所狭しと軒を並べる


泊まったロッジ


夕食は各々が好みに合わせて注文した


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アマ・ダブラム