《 11月1日 》

プー ( 4 0 8 0 m ) ⇒ メタ ( 3 5 6 0 m )

   11月1日、もう二度と訪れることはない辺境のプー村(4080m)を発ち、往路でテント泊したキャン(3820m)のキャンプ地を経て、新しいロッジの建つメタ(3560m)へ下る。 腰痛の泉さんのペースが相変わらず上がらず、平岡さんが付き添ってしんがりを歩く。 滝口さんとるみちゃんもマイペースで歩いているため、終始皆よりも先行することとなった。 トレッキングにはベストシーズンとなったようで、プー村を目指す外国人のトレッカーと所々ですれ違うが、もちろん日本人は誰もいない。 マイナーなこのルートを歩くのは、エベレスト街道、アンナプルナ、ランタン谷などをすでに踏破したトレッカーだろう。 標高は下ったが体内の酸欠は解消されてないようで、下り基調だが歩くスピードは往路と変わらなかった。

 

プー(4080m) ⇒ キャン(3820m)


辺境のプー村を発つ


経文が印されたマニ石


プー村からキャンへ


プーコーラ (川)


キャンの集落


   往路でテント泊したキャン(3820m)を過ぎて峠を越えると、眼下にチヤコ(3735m)の牧草地が見えた。 静かなチヤコの牧草地を通過し、ジュナム(3640m)のキャンプ地の先で右手のナルコーラの深い谷の対岸にゴンパ(僧院)が見えてきたが、なかなかメタのロッジに着かない。 それどころか、ロッジの手前でゴンパのあるナル村方面の踏み跡に引き込まれてしまった。 正しいルートに戻った所で後から来たメンバーと合流し、夕方前に全員一緒にメタのロッジに着いた。 暖かいミルクティーと茹でたてのジャガイモがとても美味しい。


キャン(3820m) ⇒ メタ(3560m)


キャン付近の峠から見下ろしたチヤコ(3735m)の牧草地


外国人のトレッカーと所々ですれ違う


プーコーラの対岸のゴンパ


キャンのロッジ


夕食のカレー


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ヒムルン・ヒマール