《 3月4日 〜 5日 》 マリンチェ(4420m)
メキシコ・シティ(2250m) ⇒ ロッジ(3050m) 〜 森林限界(4000m) 〜 マリンチェ(4420m) 〜 ロッジ(3050m) 〜 チョルーラ(2150m)
今日は山や観光の予定はなく、明後日登るマリンチェ(4420m)の登山口に建つロッジへ移動するだけなので、実質的に休養日となる。 朝食のバイキングをゆっくり堪能し、午前中は一人でホテルの近くに建つ『メトロポリタン・カテドラル』などの旧市街の観光名所を散策する。









正午に4泊したホテルをチェックアウトし、エージェントの車でマリンチェの登山口に建つロッジ『Resort IMSS Malintzi』へ向かう。 マリンチェもメキシコ・シティのホテルから日帰りで登れるが、今回は順応が目的で3000m台のロッジに泊まる。 昼食はコンビニでサンドウィッチを買って車中で食べた。 山麓から見たマリンチェはマッチョな山容で立派だった。 意外にも登山口の近くにゲートがあり、通行時間は朝の7時から夕方の5時までだった。 メキシコシティーから3時間ほどで登山口に建つロッジに着いた。
ロッジはコテージタイプで幾つもあり、予想よりも小さくて簡素だった。 間もなくガイドのアレックスとアシスタントのミゲロが到着して簡単な自己紹介をする。 意外にも明日は正午までにロッジをチェックアウトしなければならないので、2時に起床して3時に出発するとのこと。 昼食が遅かったので夕食が進まないが、ミゲロが作った料理は美味しかった。 順応は順調に進んでいると思ったが、時間が早かったせいか殆ど熟睡することが出来なかった。











2時前からアレックスとミゲロが朝食を作ってくれ、予定どおり3時にロッジを出発する。 予想よりも暖かく、手袋をしなくて良いほどだ。 すぐに車止めのゲートがあり、その先にももう一つゲートがあった。 山の中に何か施設があるのか、舗装された立派な林道が続き、それをショートカットするような形で登山道があった。 ロッジの周囲にいた野良犬が前を歩いている。 登山道は緩やかな勾配で単調だが、順応登山にはちょうど良い。 2時間ほどで標高4000m付近の森林限界となり、夜が明けてきた。






森林限界から先も登山道は明瞭で日本の実線の山を登っているような感覚だ。 ご来光を終えると顕著な尾根に取付き、アレックスの指示でヘルメットを被る。 イスタとポポが並んで見えた。 岩混じりの尾根は凍っている所もあったが登り易かった。 風が強くなって寒かったが、陽射しの強さが優っていた。 山頂直下のニセピークを右から巻くと、指呼の間に岩の積み重なった山頂が見えた。
ほぼ予定どおり6時間弱で山頂に着くと、途中で追い越していったメキシコ人のパーティーが寛いでいた。 気が付けば、ロッジから前後を歩きながらついてきた犬も山頂まで登ってきていた。 一昨日のトルーカとは趣を異にするが、眼下には深い火口壁が見られ、あらためてこの山が火山であることを実感した。 あいにくオリサバは高い雲海の上に頭だけを見せているだけだったが、イスタとポポは距離も近いせいかその各々の個性的な山容を披露していた。















山頂は穏やかで風も無かったが、正午の門限に向けて下山する。 下りは尾根の途中からショートカットするような形で火口壁の砂走りを下ったが、細かい砂が目に入ってしまい難儀した。 若いアレックスは英語がとても上手でフレンドリーだが、次のイスタやオリサバのガイドは今回は予定していないとのことで残念だった。 イスタには40回、オリサバには15回ほど登っているが難易度は同じで、イスタはメキシコの山の中で体力的には一番大変で、オリサバは高さと長い氷河歩きが特徴とのことだった。










ロッジには正午を少し過ぎて着いたが特に問題はなく、着替えだけしてアレックスの車と2台でチョルーラのホテル『Hotel Villas Arqueologicas』に向かう。 ホテルは観光名所の『トラチウアルテペトル(遺跡)』の近くにある洒落た建物で静かで落ち着いていた。 夕食はホテルのレストランでステーキを食べた。







