《 7月22日 》

イートンビル ⇒ セントヘレンズ ⇒  ⇒ シアトル

   7月22日、雲は多めながらも今朝もモーテルからレーニアが見えた。 朝食のバイキングのメニューは前回と全く同じだったが、今日は時間を掛けてお腹一杯に食べた。 荷物を車に搬入して9時にモーテルをチェックアウトする。 天気は予報どおり良さそうなので、予定どおりジョンストンリッジ展望台に向かう。 セントヘレンズは1980年に起こった大噴火で山頂部分が吹き飛び、山の形が大きく変わってしまったことで噴火前よりも有名になった山だ。 所々で道草を食いながらのんびりモードでフリーウェイ(5号線)を僅かな区間だけ乗り、セントヘレンズのゲートウェイとなるシルバーレイク・ビジターセンターへ。 ここから見たセントヘレンズはまだ遙かに遠かった。


雲は多めながらもモーテルからレーニアが見えた


朝食のバイキングを時間を掛けてお腹一杯に食べる


所々で道草を食いながらのんびりモードでシルバーレイク・ビジターセンターへ向かう


シルバーレイク・ビジターセンター


ビジターセンターの館内


   センター内の展示をざっくり見学してから504号線で終点の展望台へと向かう。 意外にも道路はとても走りやすく、制限速度も50マイルから55マイル(80キロから88キロ)だった。 展望台が近づくにつれて道の両脇には花々が多く見られるようになり、それだけでも充分目の保養になった。 ビジターセンターから1時間ほどで展望台の駐車場に着く。 平日にもかかわらず観光客や車が多い。 展望台の入口には国定公園の入園料として8ドルを支払うことを記した看板があった。 駐車場から遊歩道を200mほど歩いて一番上の展望台に向かう。 展望台の周辺からは、やや雲があるもののセントヘレンズの大きな爆裂火口が良く見えた。 付近には色とりどりの高山植物が咲き乱れ、荒々しい爆裂火口との対比が面白かった。 火山らしくもっと荒涼としているのかと思っていたが、意外にも山肌には緑の部分が多く予想以上の残雪が見られた。 展望台から先はハイキングコースになっていた。 下の展望台には各種の展示物が置かれた資料館があり、入口で8ドルを支払って館内を見学する。 噴火前のセントヘレンズは正に富士山のように秀麗な山容だったことがあらためて分った。 山頂への登山は入山規制はあるものの、現在でも禁止されていないことは驚きだ。


504号線の途中から見たセントヘレンズ


ジョンストンリッジ展望台の駐車場


駐車場付近の案内板


駐車場から遊歩道を200mほど歩いて一番上の展望台へ


展望台から見たセントヘレンズ


展望台から先のハイキングコース


展望台の資料館


資料館の館内の展示


噴火前のセントヘレンズの写真


   展望台からの帰路に504号線の観光区間で唯一の観光客向けのレストランで昼食を食べる。 予定よりも少し遅く3時近くになっていたので、当初予定していた観光スポットのサンライズに行くことを止め、フリーウェイ(5号線)でタコマを経由して最短距離でシアトルに帰ることにした。 タコマの町でフリーウェイの車窓から最後のレーニアの雄姿が望まれた。 タコマの郊外でフリーウェイを降りて『ソルトウォーター・ステート・パーク』という海浜公園に立ち寄り、6時半にシータック空港に近いモーテル『ロードウェイ・イン』に着いた。 近隣の高級ホテルに比べると値段がかなり安い(朝食付きで1泊113ドル)ため清潔感などはかなり低いが、チェックイン・チェックアウトの時間が共に12時に可能で、空港までの無料シャトルバスもあるため、空港を利用するツーリストにはメリットが多い。


504号線の観光区間で唯一の観光客向けのレストランで昼食を食べる


昼食のチキンサラダ


フリーウェイの車窓から見たタコマドーム


フリーウェイの車窓から見たレーニア


『ソルトウォーター・ステート・パーク』という海浜公園から眺めた内海


シータック空港に近いモーテル『ロードウェイ・イン』


モーテルの室内


   夕食は先日行ったレストラン『13コインズ』に再度行ったが、専用の待合室には人が溢れていたので、それとは対照的にガラガラに空いていたデニーズでステーキを食べた。 デニーズはアメリカでは廉価な感じのするレストランだった。 夕食後は車で5分ほどのレンタカーセンターへ車の返却に行く。 無料の満タン返し不要のオプションを付けていたので、事務的な手続きは一切なかった。 レンタカーセンターからシータック空港まで無料のシャトルバスに乗り、空港から鉄道駅を経由して15分ほど歩いてモーテルに戻った。


夕食はアメリカでは廉価な感じのするデニーズでステーキを食べる


レンタカーセンターからシータック空港まで無料のシャトルバスに乗る


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マウント・レーニア