《 7月17日 》

イートンビル ⇒ パラダイス(1650m) ⇒ イートンビル

   7月17日、予定どおり2時に起床して登山口のパラダイスに向けて出発する。 ナビでの距離は43マイル(69キロ)、所要時間は1時間10分だった。 夜中なので行き交う車は全くない。 国立公園のゲートは無人で、夜間は入園料を支払うことなく通行出来ることが分った。 パラダイスの手前から濃い霧が出始めたが、予定どおり3時半前に駐車場に着いた。 駐車場には相変わらずホテルの宿泊者の車などが沢山停まっていた。 恐る恐るレンジャーステーションの扉を開けると、良い方の予想が当たり、事務所までの通路はガランとしていた。 これで第一関門はクリアーしたが、果たして一番のハイシーズンの週末に、本当にキャンプ地の宿泊の枠が30%もあるのか甚だ疑問だった。 外気温は一桁しかないが、意外にも3階建てのレンジャーステーションの中はまるで暖房が入っているかのように暖かくて助かった。 1時間を過ぎても誰も申請に訪れず、その気配すら感じなかった。 5時を過ぎると従業員用と記された扉から次々に人が出てきたので、レンジャーステーションの2階と3階はホテルやビジターセンターの従業員、そしてレンジャーが泊まっていることが分った。

   結局その後も誰も申請に訪れず、7時過ぎにようやくレンジャーが事務所にあらわれた。 レンジャーに事の経緯を説明し、前回のパーミットを返却してから新しい登山許可を申し出たところ、私達が希望する日のキャンプ場の空き具合などを調べる素振りもなく無条件でトントンと話が進み、いとも簡単にパーミットを得ることが出来た。 この状況からみて、パーミットの予約が必要なのは日程を変更しない団体のみで、一般的には有料かつ不確実な予約とかキャンセル待ちとかではなく、今回と同じように前日にレンジャーステーションで申請するのがベストではないかと思えた。


パラダイスのレンジャーステーションの事務所の前に未明から並ぶ


レンジャーステーションの受付で登山許可を申し出る


新たに取得したパーミット


   嬉しいような拍子抜けしたような気分で車に戻り、イートンビルのモーテルに帰った。 今日は天気が悪く、麓からもレーニアは全く見えない。 朝食はモーテルのフロントにあるダイニングルームでシンプルなバイキングを食べたが、バナナやヨーグルトなどをテイクアウトしているお客さんも多かった。 午前中は昼寝をして過ごし、昼食はシアトル方面に少し下った道路沿いの庶民的なレストランで山盛りのサラダを食べる。 その先のセブンイレブンで明日の昼食用のパンを買い、セルフサービスのガソリンスタンドで給油する。 給油機本体に付属している装置では日本のクレジットカードは使えず、画面の案内に従い店内で現金を支払って給油機の番号を伝えると、その金額分だけ給油が出来るシステムだ。 今回は10ドルで約3.3ガロン(約12リッター)給油出来たので、リッター当たり約90円という計算になる。 これまでのカローラの燃費はリッター20キロ弱くらいだった。  モーテルに戻り、同じ敷地内にあるコインランドリーに行く。 洗濯機は1回30分で2ドル25セント(約250円)、乾燥機は4分間で25セントだった。 夕食は昨日までと今日の昼食で食べきれなかったパンやサラダなどの残飯整理をした。


朝食はモーテルのダイニングルームでシンプルなバイキングを食べる


昼食はシアトル方面に少し下った道路沿いの庶民的なレストランで食べる


昼食の山盛りのサラダ


セルフサービスのガソリンスタンドで給油する


モーテルと同じ敷地内にあるコインランドリーで洗濯をする


夕食は昨日までと今日の昼食で食べきれなかったパンやサラダなどの残飯整理をした


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マウント・レーニア