《 3月5日 〜 6日 》
コタ・キナバル ⇒ 上海 ⇒ 成田
3月5日、朝食はホテルの周囲の飲食街で一番人気の『Kedai・Kopi・Yee・Fung』(ケダイ・コピ・イーフォン)という大衆食堂で食べる。 この店は『地球の歩き方』で紹介されている郷土料理の店で、安くて美味しいのみならず、店内も見た目以上に清潔だった。
今日は深夜の便に乗って帰国するので、それまで近場の観光をすることにした。 幾つかの候補の中から、午前中は動物園に行くことになり、タクシーでコタ・キナバル郊外の動物園『LOK KAWI WILDLIFE PARK』に向かう。 ホテルから動物園までは30分ほどで、タクシー料金は80リンギット(邦貨で約2,200円)だった。
2時間後に迎えにきてくれることをドライバーにお願いし、数十年ぶりに動物園を見学する。 入園料は20リンギット(邦貨で約500円)だった。 当初はただの暇つぶしと考えていたが、園内で飼われている珍しい鳥や動物たちは、なぜか人間をあまり意識せず自然体で行動していたので、それが予想以上に面白く、ついつい時間をオーバーして動物達の虜になってしまった。 園内には植物園も併設されているためか、日本人の団体の観光客の姿が多く、入園者の半分以上が日本人だった。
約束した時間に少し遅れて入場口に戻ると、意外にもタクシーのドライバーが故障した車を修理していたので、売店で高価なドリアンのアイスクリームを食べながら車の修理が終わるのを待った。 ホテルへの帰路にサバ州立の大きなモスクに寄ってもらい、昼過ぎにホテルに戻った。 遅い昼食を朝食で入った大衆食堂の隣の店で食べ、午後は土産物の買い出しなどで、新しい大型のショッピングセンターを見て回った。
最後の夕食は『地球の歩き方』に“行列のできる肉骨茶屋”として紹介されている『新記砂褒肉骨茶』(シンキー・バクテー)で香辛料の効いた豚のあばら肉の煮込み料理などを食べ、23時にホテルをチェックアウトしてタクシーでコタ・キナバル空港に向かう。 ホテルが手配してくれたタクシーは、スマホのアプリで登録されたUber(ウーバー)で、料金は僅か10リンギット(邦貨で約300円)だった。 乗継地の上海で福岡へ帰る柴田さんと別れ、成田への帰途についた。