《 8月26日 》

ビシュケク(900m) ⇒ モスクワ ⇒ 成田

   8月26日、今日も快晴の天気となり、体調はすっかり良くなった。 朝食のバイキングではまた新しい数人の日本人の顏が見られた。 どうやらホテルの検索サイトの最大手『トリバゴ』でこの宿が一番上位にくるようだ。 午前中は日記を書きながらゆっくりホテルで寛ぎ、昼過ぎにホテルをチェックアウトして、エージェントの車でマナス国際空港に向かう。 ホテルの追加料金は1泊25ドルと意外に安かった。 町を走る日本車はロシア経由の中古が多いためか、大半が右ハンドルだった。 自転車やバイクが殆ど走っていないのがこの国の特徴だ。 

   空港は夏休みの週末ということで非常に混雑していた。 預託荷物の支払いはドルでは駄目で、出発カウンターの近くの両替所で100ドルをソムに替えて支払った。 無事チェックインを済ませ、出発ロビーの喫茶店でコーヒーを飲みながらケーキを食べる。 夕方の4時半に出発するモスクワ行の便に乗る。 モスクワまでは4時間半のフライトだった。 乗継地のシェレメーチエヴォ国際空港は雨だったが、1時間弱しかない乗り継ぎ時間も全く問題なかった。 モスクワから成田へは9時間半のフライトで翌日の10時半に成田空港に着き、各方面に分かれるメンバーと再会を誓って解散した。

   今回はかねてから憧れていた『旧ソビエト連邦の7000m峰5座』であるポベータ(7439m)・レーニン・ピーク(7134m)・イスモイル・ソモニ(7495m)・コルジェネフスカヤ(7105m)・ハン・テングリ(7010m)のうち一番易しいと言われるレーニン・ピークへの登頂を目指し、山頂にあるレーニン像を拝みたいと思いを馳せていたが、不覚にも最終キャンプ地で右親指に凍傷の疑いがあるということでガイドの平岡さんから下山命令があり、珍しく順応と体調が共に万全ながら登頂のチャンスを目前で逃すという異例の事態となってしまった。 この失敗を次の登山への糧として深く心に刻み、その原因について良く検証してから前に進んでいこうと心に誓った。


昼食はキルギス製のカップラーメンを食べた


マナス国際空港


出発ロビーの喫茶店


乗継地のシェレメーチエヴォ国際空港


成田空港で解散する


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