《 8月9日 》

C.1(4400m) 〜 ユヒナ・ピーク(5075m) 〜 C.1(4400m)

   8月9日、周囲が明るくなった6時半に起床。 夜中に雪が降ったようでテントの上が白くなっていた。 天気予報は今日も雨だったが、素晴らしい快晴の天気だった。 夜中に3回ほど目が覚めたが頭痛は無く、起床前のSPO2と脈拍は92と68だった。 ピンポン玉くらいの大きな淡が出たので、ようやく喉の風邪と決別出来そうに思えた。 朝食は揚げたパンにハムとチーズで、コーンスープのようにあっさりとしたオートミールも出た。


夜中に雪が降ったようでテントの上が白くなっていた


C.1から見たレーニン・ピーク(中央奥)


C.1から見たユヒナ・ピーク(5075m)


快適なダイニングテントの内部


朝食の揚げたパンとハムとチーズ


   朝食後は順応のため、C.1の背後に聳える5000m級の山に半日行程のハイクングに行く。 氷河の舌端が迫るC.1には花は殆どなく、牛や羊そしてマーモットの姿もない。 標高差で300mほどの丘のような前山を越え、少し下ってから岩屑の急斜面をジグザグに登る。 道は良く踏まれていて見た目よりも登り易かった。 隣国のウズベキスタン人の男女パーティーと相前後しながら登っていく。 レーニンの山頂やC.3があるラズレルヤナ・ピーク(6148m)が良く見える。 当初は5000m付近まで登って引き返す予定だったが、雪が予想よりも少なく山頂まで登れそうだったので、少し予定をオーバーして先に進む。 上空には雲が湧き始めたが、山頂直下に僅かに残雪があったのみで、雪のドームとなっていた顕著なピークに立つことが出来た。 先に着いたウズベキスタン人の女性に写真を撮ってもらい、ここがユヒナ・ピークで、標高は5119m(地図上の標記は5075m)だと教わった。 小広い山頂には雪ダルマやテントを設営した跡が見られた。


順応のためC.1の背後に聳える5000m級の山に半日行程のハイクングに行く


C.1から標高差で300mほどの丘のような前山に登る


丘のような前山の山頂から見たレーニン・ピーク


丘のような前山から少し下る


ウズベキスタン人の男女パーティーと相前後しながら岩屑の急斜面をジグザグに登る


山頂直下には僅かに残雪があった


ユヒナ・ピーク(5075m)の山頂


山頂からの風景


山頂からの風景    左奥がC.3があるラズレルヤナ・ピーク(6148m)


   風の無い穏やかな山頂に順応のためしばらく滞在してから往路を戻る。 下りのスピードは速く、登りは3時間半掛かった道を1時間少々で下ってC.1に着いた。 昼食後に平岡さんから、順応が順調に進んでいるため、明日は予定を変更して休養日にするという指示があった。 昼過ぎのSPO2と脈拍は82と72で、脈が少し高かった。 午後は迷わず昼寝を決め込んだが、予報どおり時々小雨がパラついていた。 夕食前のSPO2と脈拍は90と60になり、夕食のハンバーグはB.Cと全く変わらずとても美味しかった。


山頂からの下りから見たC.1


山頂から1時間少々でC.1に着いた


昼食の肉じゃがとスープ


夕食のハンバーグ


デザートの紅茶ケーキ


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