《 7月24日 》

B.C(4050m)

   7月24日、7時に起床。 B.Cは予想以上に暖かく、初秋の北アルプスの稜線と同じくらいだ。 テントの中の温度は10℃もあった。 3年前のヒムルン・ヒマールの寒かったB.C(4920m)とは大違いだ。 今日も朝から曇りがちでハン・テングリの山頂はすっきりと見えない。 起床前のSPO2と脈拍は82と59、起床後は86と66だったが、昨夜は久しぶりに熟睡出来たので数値以上に体は楽だった。 朝食のオートミールはもらわずにパスし、サイドメニューのパンを食べた。

   明日も一日休養日となるため、今日の午前中は完全にレストするつもりだったが、朝食後に天気が少し良くなってきたので、昨日までの登山で使った用具の整理と、明後日からの順応ステージに向けての準備とエアーマットなどザックに入らないものを外に付ける工夫に精を出した。 アルマトゥイを出発してからもう一週間が過ぎたが、不思議とシャワーや風呂に入りたいという欲求はあまり湧いてこなかった。 昨日落石で痛めた割石さんの足首はやはり赤く腫れていたが、女医さんの診察では骨には異常がないとのことだった。

   昼食は前菜の塩ラーメン(スープパスタ)に、メインディシュはハンバーグだったが、ハンバーグの味は下界並みでとても美味しかった。 昼食後のSPO2と脈拍は88と62で、昨日の疲れで顔はまだむくんでいるが体調はまずまずだ。 午後は再び曇天となったので、平岡さんの若い頃の山の想い出話を聞いたりしながら、テントの中でのんびり過ごした。

   夕方になってセルゲイが順応ステージで歩荷する朝夕の食料・テント・燃料のガスボンベとコンロの重さを量りに来た。 これをきっかけに、平岡さんがセルゲイを通じてボスのムハと個人装備の歩荷について交渉したところ、上部キャンプへの個人装備の歩荷は1キロ当たりB.CからC.1までが9ドル、C.1からC.2までが16ドル、C.2からC.3までが24ドルということで話しがついた。

   夕食前にようやくハン・テングリを覆う雲が取れたが、今シーズンの天気はあまり良くないのだろうか。 夕食は鶏肉入りの野菜炒めだったが、食器を洗う手間を省くためか大皿に盛られてきた。 食欲は普通にあったので、あまりセーブせずに食べた。 今日はB.Cに滞在してから初めて朝・昼・晩の三食を食堂テントで食べたが、昼食が一番ボリュームがあることが分かった。 夕食後のSPO2と脈拍は87と62で、予想以上に良かった。


B.Cから見た朝のハン・テングリ


朝食のオートミールとパン


昼食のハンバーグ


上部キャンプで食べるフリーズドライの日本食


個人装備の歩荷について交渉する


B.Cから見た夕方のハン・テングリ


大皿に盛られた夕食の鶏肉入りの野菜炒め


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ハン・テングリ