《 9月28日 》
B.C ( 4 7 5 0 m )
9月28日、アタック待ちの日々も今日で4日目に入った。 本当に何日ぶりだろうか、久々に快晴の朝を迎えた。 太陽の陽射しがとても暖かく感じられ、正にモンスーンが明けたという感じがした。 起床後のSPO2と脈拍は87と65だった。 暖かな陽に当たっているだけでとてもリラックス出来る。 バッテリーの充電も出来たようなので、朝食後に隊の衛星携帯を借りて妻に電話をする。 久々に声が聞けて嬉しかった。
束の間の晴れ間を利用して、隊員一同洗濯をしたり、シャワーを浴びたり、シュラフを干したりすることに余念がない。 午前中に近藤さんや大山さんが情報交換にやってきてしばらく雑談する。 各隊のスタッフ間での情報が錯綜しているらしく、私達のアタック日の予定やルート工作の進捗状況を正確に知りたいとのことだった。
昼食前と夕方の2回、テントの周りを散歩して体を動かす。 新鮮な食材が昨日サマ村からスタッフによって運び上げられたので、食事の内容がとても良くなった。 2週間ぶりにシャワーを浴びると、心身共にとてもリフレッシュ出来た。 5時になると日もすっかり陰って寒くなり、秋の訪れを感じた。
退屈なアタック待ちの日々が続いたせいか、夕食は誰の発案か立食のパーティーとなり、ワインやビールやソフトドリンクがふんだんに振る舞われた。 余興で軍人チームの代表によるクイズの出題が延々と続き(例えばニュージーランドでノーベル賞を受賞した人の名前を答えるとか全部で60問)隊員一同大いに盛り上がったが、途中で眠くなってしまったので一足先に寝てしまった。