【3年連続のカナディアンロッキー】
3年連続となったカナディアンロッキーへの登山・ハイキングは、冬の降雪量が少なかったというカルガリー在住のミカコさんからの情報により、盛夏は山火事の影響で空の色が濁ってしまうことが予見されたため、滞在期間は昨年と同じ6月下旬から7月下旬とし、滞在先も快適なカルガリーのアパートのベースメント(地下室)の一択とした。
昨年よりやや円高(1CADが106円)だったことで、アパートの家賃は1日約18,000円、レンタカーの料金は1日約11,000円、エアチケット(ウエストジェット航空の直行便)は繁忙期前ということで1人約142,000円だった。
登山・ハイキングの計画については、ハイキングの地図とガイドブックの『カナディアンロッキー・ハイキング案内』・『カナディアンロッキーのハイキング・ガイド』、そして山のGPSアプリの『AllTrails』の山行記録を参考にし、昨年行きそびれてしまったジャスパー国立公園とグレーシャー国立公園のトレイルをいくつか加えた。 これらの国立公園を含むバンフ国立公園の入園料(年間シニアパス64.5CAD・邦貨で約7,000円)はトランプショックへの経済対策で6月20日から9月2日まで無料となっていた。

2025年6月20日、昨年と全く同じフライトスケジュールのウエストジェット航空の直行便で成田からカルガリーに向かう。 乗客の殆どがインバウンドのカナダ人で、日本人はほんの僅かだった。 飛行時間は9時間半で現地時間の13時に雨のカルガリー空港に到着。 空港のレンタカーの受付も待ち時間はなかった。 レンタカーは日産の『ROGUE(エクストレイル)』というSUVで、予約時には一番安いグレードだったが、大型のサンルーフまで付いている洒落た新型車だった。 初めて乗る車で久々の左ハンドルだが、スマホからのケーブル接続でGoogle Mapが車の大型モニターで見れたので助かった。





空港から30分ほどで予約したアパート(戸建住宅)に着くと、住宅の階上に住んでいる家主のエルビスさんが出迎えてくれた。 アパートの部屋(地下室)の面積は過去二回滞在したアパートよりも少し広く、独立したベッドルームにそれぞれクイーンサイズのベッドがあった。 住宅全体が賃貸用に造られた物件ではないので、床には絨毯が敷かれていて掃除機もあった。 荷物を収めてから好みでテーブルやイスなどを置き換える。 ソファーはあるがダイニングテーブルがないのはこちらのライフスタイルのようだ。










今回滞在するアパートは過去二回滞在したアパートの中間に位置しているので、スーパーマーケットなどの生活インフラは同じ所を利用出来た。 アパートから車で5分ほどのスーパー『NOFRILLS』は大型店ではないが品揃えは必要充分で、昨年も良く利用したこともあって親しみ易かった。
冷たい雨は降り止まず、夕方でも気温は6℃と涼しさを通り越して寒かったが、空調は完璧なので室内は快適そのものだった。 カルガリー在住のミカコさんに到着の連絡を入れると、明日の土曜日も雨で高い山には雪が降るようなので、明後日の日曜日にミカコさんが計画した低山のハイキングをご一緒させてもらうことになった。


6月21日、昨日からの雨は降り止まず、昼前の気温は6℃で寒かった。 車の運転に慣れるため、アパートから車で15分ほどの中華系スーパー『T&T』でお米や中華惣菜などを買い、その近くの大型スーパー『Walmart』にも寄って食料品や雑貨を買った。
夕方、ミカコさんから連絡があり、明日のハイキングは現地集合になった。 バンフ国立公園の入園料は無料となったが、ハイキングの目的地はカナナスキス・カントリーのエリアにあるため、1年間有効の入園パス(94.5CAD・邦貨で約11,000円)をオンラインで購入した。









【ハイ・ヌーン・ヒル】
6月22日、アパートから201号線・22号線を1時間10分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)でミカコさん・トミジさんと落ち合い、緑濃いハイ・ヌーン・トレイルとサンディ・マクナブ・ヒルズ・トレイルという二つの短いハイキングトレイルを繋いで歩いた。 晴れと曇りが半々の天気だったが、所々で新雪を冠したロッキーの山々が遠望され、季節の花々もそれなりに楽しめた。 山々に降り積もった新雪の状況から、しばらくは標高の高い山には登れないことをあらためて実感した。
下山後はアパートでミカコさんと歓談しながら次回の山の打ち合わせを行い、雪の影響がなさそうな近隣のハイキングトレイルを幾つか教えてもらった。
































山域 ブルーロック・ワイルドランド州立公園
THへの距離 100km THへの時間 1:10
THの標高 1444m 山頂の標高 1507m
単純標高差 63m 累積標高差 300m
歩行距離 8.0km 所要時間 4:00
【モッキンバード・ヒル】
6月23日、アパートから201号線・1A号線・40号線を1時間20分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)は山火事監視施設の管理道路の起点で、山頂に通じる未舗装の車道を3キロほど歩いて登った。 新雪が僅かに残る山頂からはバンフ近郊のレイク・ミネワンカの背後に聳えるパリサー山脈の山々が遠望された。


















山域 ゴースト・パブリック・ランド・ユース・ゾーン
THへの距離 95km THへの時間 1:20
THの標高 1541m 山頂の標高 1907m
単純標高差 366m 累積標高差 376m
歩行距離 6.0km 所要時間 3:00
【バリアー・レイク・ファイアー・ルックアウト】
6月24日、アパートから201号線・1号線・40号線を1時間ほど走って着いたバリアー・レイクの湖畔のトレイルヘッド(TH)には広い駐車場とトイレ棟があった。 THからトレイルエンド(TE)のプレーリー・ビューまではオフィシャル・トレイルで、マウンテンバイクでも登れるほど良く整備されていた。 TEのプレーリー・ビューからは眼下のバリアー・レイクと眼前のマウント・バルディの眺めが良かった。 プレーリー・ビューから先も踏み跡は明瞭で、目的地のバリアー・レイク・ファイアー・ルックアウトからの展望はさらに素晴らしく、バンフやキャンモアの背後に聳えるロッキーの山々が一望された。





































山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 90km THへの時間 1:00
THの標高 1376m 山頂の標高 2012m
単純標高差 636m 累積標高差 654m
歩行距離 12.0km 所要時間 5:30
6月25日、カルガリーは晴れていたが山は天気が悪そうだったので、午前中は洗濯などをしながらアパートで過ごし、午後は妻のザックを買いに登山用品店の『MEC』とその隣にある『ATMOSPHERE』に行った。 『ATMOSPHERE』は店内が改装され、アウトレットの衣類を販売する店になっていた。



【ハ・リン・ピーク】
6月26日、アパートから201号線・1号線・742号線を1時間20分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には広い駐車場とトイレ棟があった。 キャンモアの背後に聳える多くの尖峰のうち、ハイキングの地図にルートが記されているハ・リン・ピーク(2446m)を登った。
オフィシャル・トレイルなのでトレイルはとても良く整備されていて、森林限界との境目の急斜面には新しい木の階段が設置されていた。 森林限界から先の岩の斜面も踏み跡は濃かったが、意外にも山頂にはケルンや目印の類いは一切無く、レジストリーBOXも置かれていなかった。 片側がスッパリと切れ落ちた高度感のある山頂からの展望は素晴らしく、眼下のグラッシー・レイク越しにキャンモアとバンフの間に聳えるフェアホルム山脈の山々が一望された。









































山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 120km THへの時間 1:20
THの標高 1667m 山頂の標高 2446m
単純標高差 779m 累積標高差 800m
歩行距離 7.4km 所要時間 5:00
6月27日、カルガリーは曇天で山も天気が悪そうだったので、午前中は洗濯などをしながらアパートで過ごし、午後はスーパーや100円ショップで買い物をする。 明日以降の山の計画の再確認をしていると、ミカコさんから明後日の日曜日に登る山のお誘いがあった。


【ジャンピングパウンド・マウンテン】
6月28日、アパートから201号線・1号線・68号線を1時間30分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車スペースとシンプルな道標があった。 昼前から天気が崩れる予報だったので、短時間で登れるジャンピングパウンド・マウンテン(2223m)を登った。
山頂までのトレイルは終始緩やかで、運動靴でも登れるほど良く整備されていた。 森林限界を超えた丘のような山頂一帯はお花畑になっていた。 新雪が僅かに残る山頂にはケルンもレジストリーBOXも無かったが、カナナスキスの山々が遠望された。



























山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 90km THへの時間 1:30
THの標高 1822m 山頂の標高 2223m
単純標高差 401m 累積標高差 407m
歩行距離 6.3km 所要時間 3:30
【コロシアム・マウンテン】
6月29日、アパートから201号線・2号線・22号線を走り、ロッキー・マウンテン・ハウスという町から93号線のサスカチュワンに通じる11号線を3時間ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には広い駐車場とトイレ棟があった。 山麓は施設の整ったキャンプ場がある保養地になっていた。 THでミカコさん・トミジさん・ZORAさんと落ち合い、ミカコさんが計画したロッキー山脈の東に位置するコロシアム・マウンテン(2045m)という独立峰にも近い山容の山を登った。
オフィシャル・トレイルなのでトレイルはとても良く整備され、稜線出合を経て山頂までマウンテン・バイクでも登れそうなほど緩やかな勾配で登り易かった。 大きなケルンが立つ広い山頂にはレジストリーBOXが置かれ、サスカチュワン方面のアブラハム・レイクを中心におびただしい数のロッキーの山々が遠望された。








































山域 サスカチュワン
THへの距離 280km THへの時間 3:00
THの標高 1400m 山頂の標高 2045m
単純標高差 645m 累積標高差 795m
歩行距離 12.8km 所要時間 5:00
【ジ・オルファン】
6月30日、アパートから201号線・1号線・742号線を1時間半ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場がなく広い路肩に車を停める。 THからハイキングの地図にルートが記されているジ・オルファン(2560m)を登った。
THから広い沢の河原をケルンに導かれながら詰めていくと次第に踏み跡が現れ、沢の上流から源頭に向けて急勾配のザレ場を登る。 山頂を望む沢の源頭は小規模ながらお花畑になっていてビッグ・ホーン・シープの群れも見られた。 ケルンが立つ狭い岩の山頂からは眼前にビッグ・シスター(スリー・シスターズの最高峰)が大きく望まれ、次女のミドル・シスターと三女のリトル・シスターの眺めも圧巻だった。












































山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 125km THへの時間 1:20
THの標高 1720m 山頂の標高 2560m
単純標高差 840m 累積標高差 850m
歩行距離 6.4km 所要時間 6:00
【クリプト・レイク】
7月1日、アパートから201号線・2号線・810号線・811号線・5号線を3時間ほど走って着いたウォータートン・タウンの広い公共駐車場に車を停める。 1日2往復(往路8時半・9時、復路15時半・17時半)のボートのチケット(往復@34CAD)は乗船場の事務所で8時から先着順に買うシステムになっていたが、カナダ・ディの祝日にもかかわらずスムースに買えた。 8時半発のボートでウォータートン・レイクを横断し、トレイルヘッド(TH)のクリプト・ランディングへ向かう。 ボートは小型ながら50名ほど乗れる大きさで、乗船時間は15分ほどだった。








THからツイン・フォールズまでは樹林帯の中の良く整備されたハイキングトレイルを進む。 トレイルの脇には季節の花々が咲き乱れていて全く退屈しない。 ツイン・フォールズは木々に遮られていたが、森林限界からはバーント・ロック・フォールズやクリプト・レイクから流れ落ちるクリプト・フォールズが良く見えた。 クリプト・レイクの直前でこのトレイルのハイライトとも言える岩壁に掘られた狭いトンネルを通り抜ける。 USAの山々を映すクリプト・レイクを時計回りに一周し、レイクの南端を通るUSAとのボーダー・ラインにタッチした。





























クリプト・レイクから17時半のボートに乗る予定でTHに下ったが、図らずも17時にクリプト・ランディングに迎えに来た臨時便でウォータートン・タウンに戻った。






























下山後は明日予定しているルビー・リッジに向けて、THに近いピンチャークリークのホテル『Foot Hills Motel』(@195CAD・邦貨で約21,000円)に泊った。


山域 ウォータートン・レイクス国立公園
THへの距離 290km THへの時間 3:00
THの標高 1280m TEの標高 1945m
単純標高差 665m 累積標高差 881m
歩行距離 18.5km 所要時間 8:00
【ルビー・リッジ】
7月2日、ピンチャークリークのホテルから6号線を50分ほど走って着いたリネハム・フォールズのトレイルヘッド(TH)には広い駐車場があり、ウォータートンの山では地味な存在のルビー・リッジの南端の最高点(2437m)を登った。
THから山火事跡の整備されたハイキングトレイルを1時間ほど歩き、目印も踏み跡もない草付きから広い尾根の急斜面を登る。 背後には昨年登ったマウント・カシュー(2630m)や一昨年登ったマウント・リネハム(2728m)が望まれ懐かしい。 草付きは次第にお花畑となったが、お花畑から先の急斜面のガレ場の登りは短いながらも難儀した。 ガレ場の傾斜が緩むとルビー・リッジの最高点のピークが望まれ、足元には踏み跡のようなものも僅かに見られた。




















大きなケルンが立つ山頂からはこの山域の最高峰となるマウント・ブラキストン(2910m)が眼前に望まれ、キャメロン・レイクの先にUSAの山々も遠望された。 赤茶けた山肌のルビー・リッジは北峰まで続いていたが、予定どおり最高点となる南峰から往路を戻った。




























山域 ウォータートン・レイクス国立公園
THへの距離 65km THへの時間 0:50
THの標高 1540m 山頂の標高 2437m
単純標高差 897m 累積標高差 900m
歩行距離 6.8km 所要時間 6:30
【ブラック・プリンス・レイク】
7月3日、アパートから201号線・1号線・742号線を1時間半ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場とトイレ棟があった。 THからマウンテン・バイクでも通れる整備されたハイキングトレイルを登り下りしてウォースパイク・レイクへ向かう。 早朝のレイクはマウント・ウォースパイク(2850m)からマウント・ブラック・プリンス(2932m)へ連なる山並みのリフレクションが綺麗だった。









ウォースパイク・レイクから先もトレイルは明瞭で、大小の岩が堆積する河原を過ぎると様々な季節の花々が見られるようになった。 滝の脇のぬかるんだ急斜面を登ると森林限界となり、ウエスタン・アネモネが群生するお花畑となった。 撮影大会を繰り返しながら急斜面を僅かに登ると、眼下に半分ほど雪に覆われたブラック・プリンス・レイクが望まれた。 湖の残雪は豊富だったので湖面を歩くことが出来た。


































山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 140km THへの時間 1:30
THの標高 1730m TEの標高 2310m
単純標高差 580m 累積標高差 600m
歩行距離 9.8km 所要時間 7:30
【キャッスル・ルックアウト】
7月4日、アパートから201号線・1号線を1時間40分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場があった。 THの気温は1℃で涼しさを通り越して寒かった。
THからキャッスル・マウンテン(2766m)の中腹に位置する山火事監視施設(キャッスル・ルックアウト)の跡地へ良く整備された幅の広いハイキングトレイルを登る。 樹林帯の中のトレイルの幅は次第に細くなり、ルックアウトに近づくとバンフやレイク・ルイーズ周辺の山々が見え始めた。 キャッスル・マウンテンの無数の岩峰群が頭上に屹立するルックアウトからの展望は雄大で、眼下にはボウ・リバーに沿って走行する車や貨物列車も見えた。






















山域 バンフ国立公園
THへの距離 120km THへの時間 1:20
THの標高 1460m TEの標高 2010m
単純標高差 550m 累積標高差 570m
歩行距離 7.6km 所要時間 3:30
7月5日〜6日、カルガリーは時々小雨が降り、山も天気が悪い予報だったので、スーパーへの買い出しや洗濯、明日以降の山の計画の再確認などをして過ごした。




【コーリー・パス】
7月7日、アパートから201号線・1号線を1時間20分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場とトイレ棟があった。 THから1キロほど先のサーキット分岐から時計回りにコーリー・パス(2350m)に向かう。
随所でバンフ周辺の山々の眺めが良い急坂のハイキングトレイルを登って樹林帯を抜けるとマウント・コーリー(2800m)やマウント・エディス(2554m)が見え始める。 定番のハイキングトレイルは踏み跡が明瞭でとても歩き易い。 コーリー・パス(峠)はマウント・コーリーとマウント・エディスを繋ぐ稜線の鞍部で、眼前に屹立するマウント・ルイ(2667m)の展望が印象的だった。























コーリー・パスを越え、マウント・ルイとマウント・エディスの間の明るく開けた谷を下る。 カスケード・マウンテン(2998m)などの山々を望みながら森林限界となるエディス・パスへの分岐を経てTHに戻った。





























山域 バンフ国立公園
THへの距離 135km THへの時間 1:20
THの標高 1435m パスの標高 2350m
単純標高差 915m 累積標高差 1220m
歩行距離 13.2km 所要時間 8:00
【スリー・レイクス・バレー】
7月8日、アパートから201号線・1号線・40号線・742号線を1時間50分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場とトイレ棟があった。 THからマウンテン・バイクが通れる幅の広いハイキングトレイルを登ってチェスター・レイクに向かう。 途中のお花畑からはマウント・チェスター(3054m)などの山々が望まれた。 周囲の山々を映すレイクの湖岸には残雪が僅かに残り、湖面から跳ねて虫を食べるトラウトの姿が多く見られた。
















チェスター・レイクを反時計回りに一周してから明瞭な踏み跡を辿って三つの小さなレイクを擁するスリー・レイクス・バレーへ向かう。 奇岩が積み重なったエレファント・ロックを過ぎると森林限界となり最初の小さなレイクがあらわれた。 最初のレイクを過ぎると背後にロッキーの山々が見え始めたが、その景観はヨーロッパアルプスにも似ていた。 上下二つに分かれていた二つ目のレイクは水量が少なく、秋には枯渇しそうに思えた。 二番目のレイクを過ぎると踏み跡がなくなり、ケルンに導かれて広い谷を奥に進む。 辿り着いたトレイルエンド(TE)の三番目のレイクはカールの底に抱かれた青い瞳のような雰囲気が漂い一番印象的だった。







































山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 150km THへの時間 1:40
THの標高 1950m TEの標高 2440m
単純標高差 490m 累積標高差 650m
歩行距離 13.8km 所要時間 8:00
【カルスト・スプリング】
7月9日、アパートから201号線・1号線・40号線・742号線を2時間ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には広い駐車場とトイレ棟があった。 THから起伏のない区間が長い林道を歩いてワトリッジ・レイクに向かう。 湖畔からはマウント・ターナー(2813m)・マウント・モリソン(2760m)・コーン・マウンテン(2910m)などの山々が望まれた。











湖畔を周回するトレイルはなく、トレイルエンドのカルスト・スプリングへ樹林帯の整備されたトレイルを登る。 レイクに流れ込む水量の多い沢は次第に滝のようになり、カルスト・スプリングと名付けられたその源頭では大量の水が岩壁から湧き出す不思議な光景が見られた。








山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 165km THへの時間 1:50
THの標高 1750m TEの標高 1880m
単純標高差 130m 累積標高差 310m
歩行距離 9.2km 所要時間 3:30
7月10日、カルガリーは終日雨で山も天気が悪そうだったので、午前中は洗濯やYou Tubeなどを観ながらアパートで過ごし、午後も外出せずに明日以降の山の計画の再確認をして過ごした。


【マウント・リプセット】
7月11日、アパートから201号線・1号線・40号線を1時間40分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場があった。 THからハイキングの地図にルートが記されているマウント・リプセット(2575m)を登った。
日本の山の登山道に似たトレイルは泥濘のある樹林帯を抜けると開放的なお花畑となり、隣に聳えるミスト・マウンテン(3140m)を仰ぎ見ながら撮影大会となった。 トレイルは終始緩やかで、ピーク・ハントと言うよりはハイキングのような感覚でレジストリーBOXが置かれた穏やかな山容の山頂に導かれた。 快晴の天気に恵まれたが、山火事の影響を受けたような霞んだ空で、遠くの山々の展望が優れなかったことが惜しまれた。





















































山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 165km THへの時間 1:40
THの標高 1890m 山頂の標高 2575m
単純標高差 685m 累積標高差 698m
歩行距離 14.2km 所要時間 7:00
【ギンズ・ピーク】
7月12日、アパートから201号線・1号線・40号線を1時間10分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には広い駐車場とトイレ棟があった。 THからガラテア・レイクを経てギンズ・パス(峠)に至るメジャーなハイキングトレイルを辿る。 最初のポイントとなるリリアン・レイクまではガラテア・クリーク(沢)に沿った良く整備された緩やかで単調なトレイルを進む。 キャンプ場があるリリアン・レイクを過ぎると間もなく森林限界となり、トレイルのハイライトとも言えるロゥアー・ガラテア・レイクが俯瞰された。 天気は予報よりも悪くなってしまったが、ロゥアー・ガラテア・レイクを一周するトレイルを辿ってアッパー・ガラテア・レイクまで足を伸ばした。























ロゥアー・ガラテア・レイクとの分岐からトレイルの最高点となるギンズ・パス(2420m)へのトレイルも良く整備され、トレイルの脇には季節の花々が多く見られた。 ギンズ・パスは周囲の展望が素晴らしく、このトレイルの人気の高さが頷けた。 ギンズ・パスから指呼の間のギンズ・ピークへの踏み跡は予想以上に濃く、週末ということもあってパスから登る人が散見された。 見た目よりも高度感がある山頂からの展望は素晴らしく、快晴の天気には恵まれなかったものの、360度の全方向に亘ってロッキーの山々が望まれた。






































山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 110km THへの時間 1:10
THの標高 1540m 山頂の標高 2600m
単純標高差 1060m 累積標高差 1200m
歩行距離 19.8km 所要時間 10:30
7月13日、カルガリーは晴れていたが山は天気が悪い予報だったので終日アパートで過ごし、明後日から二日間予定しているグレーシャー国立公園の登山・ハイキングに向けてのベースタウンとなるゴールデンのホテルの予約などをして過ごした。


7月14日、カルガリーのアパートから201号線・1号線を3時間ほど走って予約したゴールデンのホテル『Ponderosa Motor Inn』(@232CAD・邦貨で約25,000円)に着いた。 ゴールデンは小さな町ながらホテル、レストラン、ファストフード店、ガソリンスタンドなどのインフラが充分整い、山岳地帯が続く1号線のオアシス的な存在だった。


【アボット・リッジ】
7月15日、ゴールデンのホテルから1号線を1時間ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場とトイレ棟があった。 付近には施設が整ったイラセラワート・キャンプ場があり、トレイル・インフォ(案内板)にはここを起点とするハイキングコースが数多く紹介されていた。
THからマリオン・レイクを経てアボット・リッジ(2290m)に至る良く整備された定番のハイキングトレイルを進む。 小さなレイクを過ぎると間もなく周回ルートの分岐があり、登りは反時計回りで最短距離のショートルートを選択する。











森林限界を過ぎるとヨーロッパアルプスのようなハーミット山脈の山々やこの山域の盟主とも言えるマウント・サー・ドナルド(3297m)から連なる山々が見え始めた。 広いメドウ(草原)からは幅の広いアボット・リッジの岩壁が眼前に迫り、右側から大きく回り込むようにしてリッジに乗る。 眼前にはそれまで見えなかった山々が次々と望まれて退屈しない。 標柱が立つアボット・リッジのトレイルエンド(TE)からマウント・アボット(2401m)に向かう踏み跡を辿り、スクランブル(手を使って登る岩登り)が始まる地点まで足を伸ばした。




















下りは周回ルートの分岐から勾配の緩いロングルートを進む。 広いカールを横断するトレイルからはマウント・サー・ドナルドが順光で眺められ、今回のように反時計回りに周回することがベストチョイスだと思われた。














山域 グレイシャー国立公園
THへの距離 80km THへの時間 1:00
THの標高 1250m TEの標高 2350m
単純標高差 1100m 累積標高差 1150m
歩行距離 16.8km 所要時間 8:30
【グレイシャー・クレスト】
7月16日、昨日と同じイラセラワートのキャンプ場のトレイルヘッド(TH)からグレイシャー・クレスト(2255m)を登った。 大木が多い鬱蒼とした樹林帯のトレイルは良く整備されていて、勾配は急だが短時間で標高が稼げた。 樹間から見える山々は昨日と大差なかったが、森林限界を過ぎると昨日登ったアボット・リッジやその先に聳える氷河の山々が見え始めた。 トレイルエンド(TE)から僅かに登った大きなケルンが立つ山頂からの展望は素晴らしく、山域の盟主のマウント・サー・ドナルドや後退したイラセラワート・グレイシャー(氷河)とアソーカン・グレイシャー(氷河)の二つの雄大な氷河が間近に望まれた。



































山域 グレイシャー国立公園
THへの距離 80km THへの時間 1:00
THの標高 1250m 山頂の標高 2255m
単純標高差 1005m 累積標高差 1020m
歩行距離 11.6km 所要時間 7:30
7月17日、夜中は雷が断続的に続いて朝まで停電した。 カルガリーは終日雨で山も天気が悪そうだったので、午前中は洗濯などをしながらアパートで過ごし、午後はスーパーへの買い出しと明日以降の山の計画の再確認をして過ごした。


【リム・ウォール】
7月18日、アパートから201号線・1号線・742号線を1時間半ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場がなく広い路肩に車を停める。 THは昨年登ったウインドタワーと同じで、ウエスト・ウインド・パスへの明瞭なハイキングトレイルをしばらく歩き、ケルンが立つ分岐からリム・ウォールへの地味な踏み跡に入る。 雲海に埋もれた眼下のスプレイ・レイクの景観がユニークだった。







森林限界から先は踏み跡の薄い急斜面のガレ場をケルンに導かれながら尾根を目指して登る。 尾根に上がると端正な山頂が見えて傾斜が緩んだが、山頂直下では再び急斜面の岩場を登った。 ケルンが立つ狭い岩の山頂にはレジストリーBOXが置かれ、昨年登ったウインドタワーと先月登ったジ・オルファンが両隣に望まれ、その奥にビッグ・シスターやスパローホークが望まれた。
















山頂からの帰路は急斜面のガレ場を避けるため、尾根の途中から愛好家によって踏まれたトレイルを辿って森林限界に下った。









山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 130km THへの時間 1:30
THの標高 1710m 山頂の標高 2650m
単純標高差 840m 累積標高差 875m
歩行距離 7.2km 所要時間 5:00
【パーカー・リッジ】
7月19日、アパートから201号線・1号線・93号線を3時間10分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場とトイレ棟があった。 THからパーカー・リッジの鞍部へ緩やかな勾配のハイキングトレイルを進むとすぐに森林限界となり、マウント・アサバスカ(3491m)やヒルダ・ピーク(3090m)、ナイジェル・ピーク(3211m)などの山々が望まれた。 ケルンが立つ広い鞍部はパーカー・リッジのトレイルエンドと展望所の分岐で、眼前にはサスカチュワンの山々が頭を揃えていた。














鞍部からは幅の広いリッジの袖をトラバースするようにトレイルエンド(TE)に向かう。 道標が立つTEからはサスカチュワン氷河とその源頭にマウント・キャッスルガード(3079m)、氷河の舌端には大きな氷河湖が望まれた。









TEから鞍部に戻って展望所に向かう。 風除けの岩の囲いがある展望所からは曇天ながらマウント・アサバスカや昨年登ったウィルコックス・ピークが望まれた。


















山域 バンフ国立公園
THへの距離 120km THへの時間 3:10
THの標高 2000m TEの標高 2250m
単純標高差 250m 累積標高差 350m
歩行距離 7.6km 所要時間 4:00
7月20日〜22日、カルガリーは曇天が続き、各山域の山も全て天気が悪そうだったので、滞在終盤の山の計画の再確認や撮り溜めた写真の整理などをして過ごした。 平日だったがミカコさんからディナーのお誘いがあり、シダウンタウンのグリーク(ギリシャ)料理店で舌鼓を打った。



【ヘレナ・ピーク】
7月23日、アパートから201号線・1号線を1時間10分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には駐車場とトイレ棟があった。 THからタワー・レイクを経てロックバンド・レイクに至るメジャーなハイキングトレイルを歩く。 最初のポイントとなるタワー・レイクまでは緩やかで単調なトレイルを黙々と進む。 荒々しいキャッスル・マウンテンの岩峰群が頭上に見え始めると間もなく泥濘んだタワー・レイクの湖畔に着いた。 岩峰群を映すタワー・レイクから急坂をひと登りすると視界が一気に開け、ロックバンド・レイク越しにヘレナ・ピークの赤茶けた山頂が望まれた。
















ロックバンド・レイクの湖畔を反時計回りに少し進み、明瞭な踏み跡を辿って湖を上から俯瞰できる展望地に登る。 展望地は実質的なロックバンド・レイクのトレイルエンド(TE)で、そこから先がヘレナ・ピークと隣のスチュアート・ノブ(2850m)に向かう踏み跡の分岐にもなっていた。 分岐から先の踏み跡は予想以上に濃く、やや急な広い沢を詰めてケルンが立つヘレナ・リッジのコルに出る。 コルから先は岩とガレがミックスした踏み跡をケルンに導かれて山頂に向かう。 小さなケルンが立つ地味な山頂からの展望で一番印象的だったのは、26年前に初めてカナディアンロッキーを訪れた時から仰ぎ見ていたキャッスル・マウンテン(2766m)が目線よりも低くなったことだった。




































山域 バンフ国立公園
THへの距離 165km THへの時間 1:30
THの標高 1450m 山頂の標高 2862m
単純標高差 1412m 累積標高差 1482m
歩行距離 21.6km 所要時間 11:00
【ピクルジャー・レイクス】
7月24日、アパートから201号線・1号線・40号線を1時間40分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には未舗装の駐車場があった。 THから森林限界となる峠を越えると眼下に四つのピクルジャー・レイクスの最初の湖が俯瞰された。










第一湖と第二湖は湖畔の片側にしかトレイルがなかったが、一番大きい第三湖には湖畔を一周するトレイルがあったので反時計回りに一周した。 トレイルエンド(TE)となる第四湖は下の三つの湖の水源のような感じで、個人的には第三湖が一番印象に残った。



































【リトル・アレシューサ】
7月25日、アパートから201号線・1号線・40号線を1時間30分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には未舗装の駐車場があった。 THからアレシューサ・サーク(氷河の侵食によって形成された円形劇場のような谷)へのハイキングトレイルを歩き、分岐からリトル・アレシューサへ向かう明瞭な踏み跡に入る。 お花畑を通る踏み跡はハイキングの地図に記されているオフィシャル・トレイルで、山頂手前からはガレ場となるが全般的に登り易かった。 ケルンが立つ猫の額ほどの狭い山頂は高度感があり、眼前のマウント・レイ(3218m)やマウント・アレシューサ(2912m)の眺めが良かった。


























山頂から分岐に下り、アレシューサ・サークへのハイキングトレイルを時計回りに周回する。 リトル・アレシューサが終始望まれるトレイルからの展望は変化に富み、人気のコースであることが頷けた。 途中のモレーンでは久々にピカ(ナキウサギ)の姿が見られて嬉しかった。




























山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 150km THへの時間 1:30
THの標高 2160m 山頂の標高 2767m
単純標高差 607m 累積標高差 650m
歩行距離 6.2km 所要時間 6:30
【ラズベリー・リッジ】
7月26日、アパートから201号線・22号線・541号線を1時間40分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には未舗装の駐車場があった。 THから森の中の幅の広いハイキングトレイルを緩やかに登る。 トレイルの脇にはみずみずしい花々が咲き、所々に小さなお花畑が見られた。 周回ルートの分岐から反時計回りに進むと勾配は急になったが、トレイルの脇の花々はリッジに乗るまで断続的に見られた。 傾斜が殆どないラズベリー・リッジに乗ると、一面はお花畑となっていて季節の花々が咲き乱れていた。










労せずして着いたラズベリー・リッジの最高点には山火事監視施設(ファイアー・ルックアウト)があり、ヘリポートが併設されていた。 前夜の大雨による濃霧で山頂からの展望は全く得られなかったが、帰路の周回ルートでも季節の花々が断続的に見られて楽しめた。




















山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 160km THへの時間 1:40
THの標高 1710m 山頂の標高 2362m
単純標高差 652m 累積標高差 680m
歩行距離 11.8km 所要時間 5:00
7月27日、明日から二日間で予定しているジャスパー国立公園の登山のベースタウンとなるヒントンに向かう。 シーズン最盛期の日曜日だったので、沿線途中のコロンビア・アイスフィールドなどの観光スポットはどこも人出が多かった。 カルガリーのアパートから201号線・1号線・93号線を420キロ走って観光拠点のジャスパーへ。 ジャスパーは昨年の山火事で市内の一部が被災し、その復興がまだ続いているという状況だった。




ジャスパーから16号線を75キロ走って予約したホテル『Hinton Lodge』(@230CAD・邦貨で約25,000円)へ。 ヒントンは小さな町ながらホテル、レストラン、ファストフード店、ガソリンスタンドなどのインフラが充分整い、山岳地帯が続く16号線のオアシス的な存在だった。


【ソルファー・スカイライン・サミット】
7月28日、ヒントンのホテルから16号線を40分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)には国立公園が管理する温泉施設(ミエッテ・ホット・スプリング)があり、施設の広い駐車場とトイレ棟があった。
THから良く整備された緩やかな勾配のハイキングトレイルを進む。 たおやかな丘のようなソルファー・スカイライン・サミットの山頂からは氷河の山々は遠かったが、図らずも周囲の谷を埋め尽くす壮大な雲海が見られて印象的だった。




























下山後はタルボット・レイクとレイク・アネットの二つの湖を散策し、土産物を買いにジャスパーの市内を観光した。


















山域 ジャスパー国立公園
THへの距離 50km THへの時間 0:40
THの標高 1370m 山頂の標高 2050m
単純標高差 680m 累積標高差 685m
歩行距離 8.0km 所要時間 4:30
【オパール・ピーク】
7月29日、ヒントンのホテルから16号線とマリーン・レイクロードを1時間20分ほど走って着いたトレイルヘッド(TH)にはマリーン・レイクの広い駐車場とトイレ棟があった。
THから良く整備された勾配の急なハイキングトレイルを登る。 周回ルート(オパール・ヒルズ・ループ)の分岐から反時計回りに進むと森林限界となり、展望台との分岐となる取付きからオパール・ピークの山頂が見えた。










取付きからの踏み跡は予想以上に明瞭で、お花畑を過ぎた先からガレた沢を詰めていく。 眼下にマリーン・レイクが俯瞰されるようになると踏み跡はコルに向けて斜上していく。 ケルンが立つ広いコルは展望が素晴らしかった。 コルから先の顕著な尾根にも踏み跡は続き、ガレ場を1時間ほど登るとオパール・ピークの山頂に着いた。 大きなケルンが立つ山頂にはレジストリーBOXが置かれ、ジャスパーの山々の展望が素晴らしかった。





















下山は踏み跡の薄い反対方向の尾根を下ってハイキングトレイルに合流し、周回ルートの分岐を経てTHに下った。 トレイルには熊の糞が数カ所に見られて緊張した。 山麓のマリーン・レイクは人気の観光地のようで、湖畔は大勢の観光客で賑わっていた。




























山域 ジャスパー国立公園
THへの距離 115km THへの時間 1:20
THの標高 1700m 山頂の標高 2740m
単純標高差 1040m 累積標高差 1125m
歩行距離 10.8km 所要時間 8:00
7月30日、カルガリーは今回の滞在中で一番の快晴の天気となり、後ろ髪を引かれながらアパートから20分ほどの空港に向かう。 繁忙期なのでレンタカーの返却場所や航空会社のカウンターはそれなりに混んでいた。 成田へのフライト時間は往路よりも1時間半長い10時間半だったが、機内の背面モニターで観る洋画は日本語の吹き替えが多かったので退屈しなかった。



3年連続、4回目となった今回のカナディアンロッキーへの山行は、滞在期間を通じて気温が平年よりも低かったことで山火事の影響を受けず、山々の展望が素晴らしく季節の花々も多く見られた。 一方で滞在期間を通じて良い天気が長続きせず、計画を直前に変更したり中止することが多かった。 また、ゴールデンやヒントンのホテルに泊まってグレイシャー国立公園やジャスパー国立公園の山にも足を伸ばせたが、計画した時期から体力が低下したことで長時間の登山やハイキングを見送ったこともあり、短時間で登れる未踏の山やルートの減少と共に今後の大きな課題となった。

