7月5日、アッパー・カナナスキス・レイクの湖岸のTHにはトイレ棟のある広い駐車場があり、付近には雌のムースが草を食んでいる姿が見られた。 THから経由地のローソン・レイクまではとても良く整備されたハイキングトレイルで、ウエスタン・アネモネなどの花々が多く見られた。 神秘的なローソン・レイクからはストイックに屹立するマウント・サレールとは対照的な緑濃い丘のようなサレール・リッジが望まれた。












湖岸を半周するトレイルは大半が残雪で埋まっていたが、明瞭なトレースに助けられアイゼンを着けずに歩けた。 意外にもトレイルエンド(TE)となる湖の末端から先にも明瞭な踏み跡が続いていた。 沢状の斜面を直登する急峻なトレイルには今回一番楽しみにしていたグレーシャー・リリーが咲き乱れ、思いがけない撮影大会となった。 再びルート上に残雪があらわれると間もなくサレール・リッジの鞍部に着いた。 眼下にはアッパー・カナナスキス・レイクが俯瞰され、湖岸に聳えるマウント・インディファティガブルやそれまで見えなかったカナナスキスの山々の展望が一気に広がった。


















鞍部から眼前の険しい岩峰に向かって起伏の緩い痩せ尾根を進む。 ローソン・レイク側の斜面には先ほどよりも遙かに広大なグレーシャー・リリーの大群落が見られた。 意外にも岩峰の基部で踏み跡は途絶え、GPSの地図の軌跡もそこで終わっていた。 岩峰の頂点へのスクランブルは岩が脆く危険そうだったので潔く諦め、周囲の山々の展望と両サイドの二つのレイク、そして何よりも眼下に果てしなく広がるグレーシャー・リリーの大群落を充分堪能してから往路を戻った。

























山域 カナナスキス・カントリー
THへの距離 145km THへの時間 1:40
THの標高 1715m 山頂の標高 2416m
単純標高差 701m 累積標高差 1048m
歩行距離 11.4km 所要時間 8:00