《 エピローグ 》
今回のメキシコの山旅では本命のイスタシワトルとピコ・デ・オリサバのみならず、高所順応で登ったアフスコ・トルーカ・マリンチェの全てについて好天の下での登頂が叶い、不確定要素が多い海外登山ではとても良い成果が得られた。 また、“百聞は一見にしかず”の諺どおり、山頂からの展望がどの山もユニークで印象に残った。 凄まじい噴煙を上げ続けるポポカテペトルは登れなくて残念だったが、眺めているだけでも迫力があり神々しくさえ思えた。
一方、メキシコでは予想よりも雨期と乾期がはっきりしていて、2週間のメキシコ滞在中に雨は一滴も降らず、温暖化の影響による氷河の後退に加え、乾期の末期ということで山に雪が無く、山としての美しさに欠けるのみならず、イスタとオリサバではその影響で登りにくかった。
政情や経済が安定しつつある昨今のメキシコでは他国と同じように登山(健康)ブームとなっていることは確かで、今回のエージェントの『3Summites Adventure』のガイドのスキルが総じて高かったのも、そうした背景があるからだと思えた。