《 3日 〜 4日 》 赤津山
滝谷 〜 滝谷登山口 〜 修蔵峰 〜 焼峰山 〜 焼峰ノ頭 〜 四ツ倉 〜 松ノ木峰 〜 西ノ峰直下(泊) 〜 西ノ峰 〜 赤津山 (往復)
新潟県新発田市の赤津山(1408m*日本の山1000)を1泊2日で登った。 赤津山へは無雪期に加治川ダムから赤谷林道経由で登ることも可能と思われたが、登山道が通じている焼峰ノ頭から飯豊連峰の門内岳に伸びる残雪の尾根を利用して登ることにした。
今シーズンの寡雪は新潟の山も同じようで、焼峰ノ頭からしばらくは猛烈な藪に苦しめられたが、トレースのない一期一会の山歩きと、好天に恵まれた稜線からの展望を充分堪能出来た。
《 3日 》
滝谷 〜 滝谷登山口 〜 修蔵峰 〜 焼峰山 〜 焼峰ノ頭 〜 四ツ倉 〜 松ノ木峰 〜 西ノ峰直下(泊)
予想に反して登山口からすぐに残雪が登山道を覆っていたので喜んだが、焼峰山から焼峰ノ頭の間の痩せ尾根は登山道が露出し、焼峰ノ頭から1099m地点までは半分ほどが猛烈な灌木の藪漕ぎとなり心が折れそうになったが、二つ目のピークの1082m地点を過ぎると藪漕ぎの区間は僅かとなり、地割れなどこの時期特有のものは見られたものの、段付きや雪庇のない快適な稜線歩きとなった。 予想どおりトレースは皆無で、最近このルートを歩いた人がいないことが分った。 幕場は西ノ峰の直下にある平坦地としたが、ロケーションが望外に素晴しく、結果的にはここが唯一無二の場所だった。
《 4日 》
西ノ峰直下 〜 西ノ峰 〜 赤津山 〜 西ノ峰 〜 松ノ木峰 〜 四ツ倉 〜 焼峰ノ頭 〜 焼峰山 〜 滝谷
予報どおり未明から快晴無風の天気となり、周囲が明るくなた5時半に幕場を出発。 幕場から見えた雪が剥げた三本槍と呼ばれる三連の小ピークの藪漕ぎが核心と思えたが、意外にも三本槍には藪を刈った破線程度の踏み跡があり、幸運にも藪漕ぎをすることなく通過出来た。 赤津山は双耳峰になっていて、西側のピークには幕場から見えた雨量観測塔が建っていた。 東側のピークは寡雪により三角点と朽ちた山名板が雪の上から顔を出していた。 帰路は意気揚々と自分のトレースを辿るだけだが、縦走区間の最後となる焼峰ノ頭の手前の藪漕ぎがあるため、目標を失った身には足取りが重かった。