《 17日 》 アンギラス ・ 比麻奈山 ・ 比麻良山
平山登山口 〜 平山分岐 〜 比麻奈山 〜 アンギラス 〜 比麻奈山 〜 比麻良山 (往復)
3年前の秋に北海道上川町のニセイカウシュッペ山と上川町・遠軽町の平山を連続して登った時に、両山のいずれからも破線ルートで登れる通称“アンギラス”(1830m)を登り損ねていたため、平山を登った時に登り損ねた比麻奈山と比麻良山をアンギラスと繋げて登った。
前日に今夏では恒常化してしまった警報級の大雨が全道に降り、主要国道の日勝峠が土砂崩れで通行止め、石北峠と三国峠も大雨のため通行止めとなり、登山口までのアプローチが核心となったが、林道の路面状態が良かったので登山口まで車で入れた。 予想どおり平山分岐までの登山道は所々で沢状化していたが、数回ある小沢の渡渉は飛び石伝いに靴を濡らすことなく渡れた。 平山分岐の手前からようやく天気が回復し、分岐からは清々しい平山や比麻奈山が望まれた。
天気の見極めで出発時間が大幅に遅れたため平山には行かず、平山分岐から比麻奈山(1811m地点)方面に向かう。 間もなく稜線から神々しいアンギラスの雄姿が眼前に大きく望まれ、白雲岳から愛別岳までの大雪の山々も遠望されるようになった。
地形図に登山道も山名も標高点も記されていないアンギラスへは比麻奈山(1811m地点)から予想以上に明瞭な踏跡があり、一部で背丈を越えるハイマツの藪漕ぎはあったものの、二つの顕著な岩峰を巻きながら往復共に1時間ほどで登れた。 見た目どおり猫の額ほどの狭い最高点はハイマツが刈られ、この山ならでの高度感のあるユニークな展望が楽しめた。
アンギラスから比麻奈山に戻り、稜線の先の比麻良山(1796m)へ向かう。 あいにく逆光の時間帯だったが、比麻良山はニセイカウシュッペ山を望むのに最適な場所だった。 時間の都合で比麻良山の先の文三岳(1755m)には届かなかったため、紅葉が綺麗な秋に今回登り損ねた平山と組み合わせて再訪することを心に誓った。