《 28日 〜 29日 》 中ノ尾根山
静岡県浜松市・川根本町の中ノ尾根山(2297m*日本の山1000)を山中一泊二日で登った。 ピークハントのみなら白倉山林道終点の休憩小屋からの往復で登るのが一般的だが、白倉山林道が土砂崩れで通行止めになってからは、兵越峠からのルートで登るのがスタンダードになりつつあるようだ。 日帰りでも12時間ほどで往復出来そうだったが、天気が二日続く予報だったこともあり、ゆっくり一泊二日で登ることにした。 山中に水場がないので、水を6リッター歩荷したが、初日は風がやや強く涼しかったので1リッターほど余った。
意外にも兵越峠(1165m)から朝日山(1667m)までは整備された登山道があり、朝日山から先も南アルプス深南部の山としては予想外に歩き易く、全行程中で破線程度の踏み跡が8割方使えた。 倒木は多いが藪漕ぎはなく、一泊二日でゆっくり歩けて良かったと思えた。 天気の良い週末だったが、出会ったのは初日の日帰りの単独の男性一人だけだった。 幕場は計画の段階では決めずに現場判断としたが、白倉山の山頂を越えてすぐの小さな裸地が唯一無二の適地だと思えた。 予想どおり中ノ尾根山の山頂は深南部の山らしく高い木々に囲まれ展望は得られなかったが、愛好家が設置した沢山の山名板や地元の山岳会の名刺入れなどが見られた。
《 28日 》
兵越峠 〜 水梨山 〜 朝日山 〜 平森山 〜 白倉山 〜 幕場
《 29日 》
幕場 〜 笠松山 〜 三又山 〜 西俣沢の頭 〜 中ノ尾根山 〜 幕場 〜 兵越峠