《 24日 〜 26日 》 門内岳 ・ 北股岳 ・ 烏帽子岳 ・ 頼母木山
飯豊連峰北部の山々を半定着式にして二泊三日でゆっくり歩き、コロナ禍になってから初めて避難小屋に泊まった。 小屋内で使用する自立式のツェルトを新調して持参したが、残雪期と花の時期の端境期の平日だったので、宿泊した門内小屋・頼母木山小屋共に貸し切りだった。 予想どおりハクサンイチゲを初めとする稜線の花々はまだ咲き始めだったが、三日間共にほぼ快晴無風の好天に恵まれ、周囲の山々や朝焼け・夕焼けの景色を充分楽しめた。
《 24日 》
倉手山登山口 〜 飯豊山荘 〜 地神北峰 〜 門内岳 〜 門内小屋(泊)
初日は未開通の飯豊山荘までの車道を小1時間歩き、飯豊山荘から“通い慣れた”丸森尾根を登る。 丸森尾根は急坂が多いが、期待どおり春の花々が迎えてくれた。 門内小屋に泊まるのは実に31年ぶりだったが、断片的ながら当時の山行の想い出が蘇ってきた。
《 25日 》
門内小屋 〜 門内岳 〜 北股岳 〜 梅花皮岳 〜 烏帽子岳 〜 門内小屋 〜 地神北峰 〜 頼母木山 〜 頼母木小屋(泊)
二日目は門内小屋で朝焼けとご来光をゆっくり堪能してから、北股岳(2024m)と梅花皮岳を経て烏帽子岳(2017m)を往復した。 烏帽子岳は初めて飯豊を縦走した31年前以来の二登目だった。 門内小屋で昼食を食べてから地神山と頼母木山(1600)を経て頼母木小屋へ。 大石山方面のハクサンイチゲのお花畑を散策したが、予想どおり花々はまだ咲き始めだった。 昨夜に続き素晴らしい夕焼けショーや夜景を堪能した。
《 26日 》
頼母木小屋 〜 地神北峰 〜 飯豊山荘 〜 倉手山登山口
三日目は門内小屋で朝焼けとご来光をゆっくり堪能してから、頼母木山を経て地神北峰から往路と同じ丸森尾根を下る。 現役時代なら間違いなく杁差岳を登ってから下山しただろうが、これからは今回のような余裕のある行程で山を楽しみたいと思った。