《 25日 〜 27日 》 五色岳 ・ トムラウシ山 ・ 化雲岳
北海道の各地で真夏日や猛暑日が一週間も続いているため、先日の白雲岳キャンプ指定地に続いてヒサゴ沼キャンプ指定地に定着し、二泊三日の余裕ある日程でトムラウシ山を登った。 お花畑の見頃は猛暑の影響ですでに終盤となっていたが、目論見どおりゆっくり歩いたことで花も展望も充分楽しめた。
《 25日 》
クチャンベツ沼ノ原登山口 〜 沼ノ原湿原 〜 五色の水場 〜 五色ケ原 〜 五色岳 〜 ヒサゴ沼(テント泊)
初日はクチャンベツ沼ノ原登山口から沼ノ原湿原・五色ケ原を経て五色岳(1868m)を登り、ヒサゴ沼の湖畔にあるキャンプ指定地へ。 湿度が高く雲が多めだったので、トムラウシ山や大雪の山々の展望は冴えなかったが、ルート上のハイライトとなる五色ケ原のお花畑ではチングルマを筆頭に様々な花が楽しめた。 東京オリンピックの開催に伴う四連休の最終日だったので、予想どおりキャンプ指定地は空いていた。 二階建てのヒサゴ沼避難小屋は快適そうで泊まってみたかったが、コロナ禍のご時世なので今回は見合わせた。
《 26日 》
ヒサゴ沼 〜 天沼 〜 北沼分岐 〜 トムラウシ山 〜 南沼キャンプ指定地 〜 ヒサゴ沼(テント泊)
夜中は久々に小雨がパラついたが、未明から予報以上の快晴の天気となり、盛夏にしては珍しく一日中雲が湧かない特異日となった。 昨年は二日続けて南沼のキャンプ指定地からトムラウシ山を登ったが、今回は北沼分岐から岩場の多いルートを登った。 山頂からは大雪や十勝の山々のみならず、雲海越しに日高の山々も遠望された。 帰路は南沼キャンプ指定地を経て北沼分岐に戻り、お花畑を堪能しながらナキウサギを探してヒサゴ沼に戻り、誰もいない涼しい避難小屋で昼寝を楽しんだ。
《 27日 》
ヒサゴ沼 〜 化雲岳 〜 五色岳 〜 五色ケ原 〜 沼ノ原 〜 クチャンベツ沼ノ原登山口
台風8号の影響で天気の悪化が懸念されたが、予報とは違う良い天気になったので、予定にはなかった化雲岳(1954m)を登ってから五色岳を経て登山口に下った。 快晴の化雲岳の山頂からは大雪やトムラウシ山のみならず十勝の山々もすっきり望まれたが、北海道の山らしい天気の急変で、五色岳の山頂に着いた時は巨大なレンズ雲がトムラウシ山を覆っていた。 その後も晴れたり曇ったりの変わりやすい天気になったが、往路と同じようにハイライトの五色ケ原周辺のお花見は充分楽しめた。