《 20日 〜 22日 》 緑岳 ・ 北鎮岳 ・ 忠別岳
昨年の同時期に大雪山の旭岳からトムラウシ山へ縦走した時に大変印象に残った高根ケ原周辺のコマクサの大群落を愛でること、そして23年前に悪天候の中を登った北鎮岳を再訪することを目的として、白雲岳避難小屋をベースに二泊三日で活動した。
《 20日 》
大雪高原温泉 〜 緑岳 〜 白雲岳避難小屋(テント泊)
先日登ったイドンナップ岳で痛めた右膝と左目の回復の程度を確認するため、白雲岳避難小屋へは最短ルートとなる大雪高原温泉から緑岳(2020m)を経て登った。 東京オリンピックの開催に伴う四連休前の平日だったので、予想どおり白雲岳避難小屋やキャンプ地の喧噪はなかった。 旭川が猛暑日となるような暑い日で、標高1990mの避難小屋も陽が沈むまで暑かった。
《 21日 》
白雲岳避難小屋 〜 白雲岳分岐 〜 北海岳 〜 間宮岳 〜 中岳 〜 北鎮岳 〜 白雲岳避難小屋(テント泊)
二日目は白雲岳避難小屋から御鉢平を囲む北海岳(2149m)や間宮岳(2185m)を経て23年ぶりに北鎮岳(2244m)を登った。 予報以上の快晴の天気となり、目標の北鎮岳のみならず旭岳や黒岳など周囲の山々も終日眺めが良く、眼下の御鉢平の荒涼とした景観も充分楽しめた。 避難小屋と北海岳の間は一番花が多く、昨年の記憶を蘇らせながらお花見も充分楽しめた。
《 22日 》
白雲岳避難小屋 〜 高根ケ原分岐 〜 忠別沼 〜 忠別岳 〜 白雲岳避難小屋 〜 緑岳 〜 大雪高原温泉
三日目は白雲岳避難小屋から高根ケ原周辺のコマクサの大群落を愛でながら忠別岳(1962m)を登り、四連休の喧噪が始まろうとする白雲岳避難小屋から緑岳を経て大雪高原温泉に下った。 今年の北海道は春の訪れが早く、ここ数日は真夏日や猛暑日が続いていたので、花の盛りは終盤に向かっていたが、高根ケ原周辺のコマクサの大群落は期待どおりで素晴らしかった。 天気は予報以上に良かったが、PM2.5の影響なのか春霞のように山々が霞んで見えたのが玉にキズだった。