《 15日 》 駒ケ岳 ・ 砂原岳
通行止ゲート 〜 六合目駐車場 〜 馬ノ背 〜 駒ケ岳(剣ケ峯) 〜 砂原岳 〜 馬ノ背 〜 六合目駐車場 〜 通行止ゲート (周回)
北海道百名山の未踏の山(37座)のうち渡島(七飯町・鹿部町・森町)の駒ケ岳(1131m)とその支峰の砂原岳(1112m)を周回して登った。 駒ケ岳は日本二百名山の一峰でもある。
駒ケ岳の登山(観光)シーズンは例年6月からのようで、六合目駐車場の3キロほど手前にある水道施設付近の通行止ゲートからのスタートとなった。 広い六合目駐車場からは古い登山道に並行している幅の広いブル道を、登山道の入口となる馬ノ背までさらに2キロほど歩いた。
馬ノ背から仰ぎ見た駒ケ岳(剣ケ峯)の荒々しい岩の頂陵部は威圧的で思わず息を呑んだが、予想以上に登山道の踏跡は明瞭で、4つの岩塔のピークにはロープや鎖が設置され、登りではロープや鎖は不要なほど容易だった。 最初に登った岩塔のピークには「剣ケ峯四峰」と記された山名板が置かれていたが、裏面には「北海道駒ケ岳」と記されていたので、三角点はないがここが駒ケ岳の山頂のように思えた。 山頂を僅かに下って登り返した次の岩塔のピークがP3で小さな山名板があった。 P3からは踏跡やピンクテープを辿って岩塔群の基部を下から巻き、P2と一峰の分岐を経てP2へ登る。 P2にもP3と同じサイズの小さな山名板があった。 P2と一峰の分岐まで僅かに下り、労せずして最後の岩塔のピークの一峰へ。 一峰の尖った岩の最後の部分にはロープがなく、残念ながらその上に立つことはできなかった。 一峰には「剣ケ峯一峰」と記された山名板が置かれていたが、裏面には四峰と同じように「北海道駒ケ岳」と記されていた。
天気が少し悪くなってしまったが、予定どおり剣ケ峯から支峰の砂原岳に向かう。 一峰からの下りも踏跡は明瞭で歩き易かった。 広い火口原には先日登った海向山のような噴煙は見られず、硫黄臭も全くしなかった。 砂原岳は荒々しい剣ケ峯とは全く違う穏やかな山容だが、荒涼とした火山の外輪山なので剣ケ峯とは違った意味で印象的だった。 砂原岳からは火口原を横断して馬ノ背に戻った。