《 27日 》 チトカニウシ山
北見峠 〜 950m地点 〜 1258m地点 〜 チトカニウシ山 (往復)
北海道百名山の未踏の山(45座)のうち上川・オホーツク(上川町・遠軽町)のチトカニウシ山(1446m)を登った。 昼頃には寒気が抜け、強風だった昨日よりも風が弱いという予報だったので、昼前に山頂に着くように7時に登山口の北見峠を出発する。 数日前に麓の市街地でも数センチ積もったという新雪が北見峠でも10センチほど見られた。 電波塔が建つ950m地点までは林道を辿るが、道型が全くなかったので電柱に沿って登る。 登山口に停まっていた地元ナンバーの車の主と思われる新しいトレースが見られた。 トレースは途中からスノーシューの跡となったが、GW直前に新雪を踏めることが嬉しく、つぼ足のままで登り続けた。 950m地点から僅かに下ると広い平坦地となり、その先も傾斜の緩い幅の広い尾根が続いて極めて登り易かった。 出発した時は山頂方面は厚い雲の中だったが、予報どおり天気は徐々に良くなり、上空には青空が少しずつ広がっていった。 途中で意識的に何度も足を止め、天気の様子を窺いながら登る。 周囲の山々や霧氷が見られるようになり足取りは軽い。
1258m地点から先では新雪が20センチを超えるようになったのでスノーシューを履く。 山頂手前で先行者に追いつき雑談を交わすと、意外にもチトカニウシ山は今回で4度目たが、独立峰なので天気が変わりやすく、今回が今までで一番天気が良いということだった。 予想よりも狭い山頂からは天塩岳の眺めが素晴らしかった。 あいにく大雪山方面の山々には巨大なレンズ雲が取り付いてしまったが、図らずもこの孤高の頂に一番ベストなタイミングで登れたような気がした。