《 1日 〜 2日 》 矢筈岳
室谷洞窟 〜 魚止山取付き 〜 魚止山 〜 1110m峰 〜 1066m地点 〜 1051m地点(泊) 〜 1241m地点 〜 矢筈岳 (往復)
新潟百名山の未踏の山(15座)のうち、下越(五泉市・三条市)の矢筈岳(1257m)を魚止山(1078m)を経るルートで登った。 日帰りでもギリギリ可能な山のようだが、登頂をより確実にしたいという思いと、時間を気にして行動したくないので1泊2日としたが、それでも決して楽な山ではなかった。 3月に入ってから2日続けての好天を待っているうちに山の雪がだいぶ減り、藪漕ぎをする区間が予想以上に多くなってしまったことが要因だ。 地形図に登山道は記されていないが、中間点となる魚止山までは破線程度の踏み跡があり、魚止山から先も雑木の藪の中に踏み跡が見られたが、残雪を利用しない時はこの踏み跡を忠実に辿らないと激藪で全く前に進めなかった。 魚止山から先は終始展望が素晴らしく、矢筈岳や次の目標の青里岳や五剣谷岳が良く見えた。
1051m地点から先はようやく雪が繋がるようになり、矢筈岳の山頂まで藪は殆どなく快適な登高となった。 山頂には風雪に耐える立派な標柱が立ち、高度感のある360度の大展望が素晴らしかった。 足取りも軽く意気揚々と幕場に戻ったが、予想どおり一番の核心はここからで、魚止山までは藪の区間が登りとなる場面が多く、往路よりも多くの時間を要した。 矢筈岳はマイナー12名山の一峰でもあり、好天の2日間とも山は貸し切りだった。