《 7日 》 大中子山
大畑 〜 1031m地点(牛首橋) 〜 1332m峰 〜 1580m地点 〜 大中子山 (往復)
会津百名山の未踏の山(24座)のうち檜枝岐村の大中子山(1843m)を登った。
三日前に大畑集落から長須ケ玉山を登った時と同じ林道を、取付きとした1031m地点の牛首橋に向けて歩く。 ここ数日で一気に雪解けが進み、林道の雪は三日前よりもさら締ってツボ足でも歩き易くなっていた。 意外にも三日前には見られなかった昨日あたりのスキーのトレースが林道から大中子山へと続いていたが、やはり取付きには目印となるようなものは見当たらなかった。 牛首橋からはスキーのトレースは追わず、一ノ木戸沢をスノーブリッジで渡ってから計画した尾根のルートを登る。 顕著な尾根に乗ると、意外にもそこには太い赤テープが木に巻かれ、山頂まで所々で見られたので、地形図に登山道は記されていないが、それなりの踏跡があるのかもしれない。 雪は締っていたのでツボ足でも登れそうだったが、私はスノーシューを履き、妻はアイゼンを着けて登ることにした。
意外にも日曜日ということもあってか、最初の休憩時に後ろから男女のパーティーが登ってきた。 お互いにその存在に驚いて話し掛けると、何と昨年の夏に北海道の北戸蔦別岳の幕場で知り合い、会津百名山を登ることを私に勧めてくれたMさん夫妻だった。 こんな偶然の再会があるものかと更に驚いたが、この山も当初の計画では三日前に登るはずだったので、Mさん夫妻とは何かのご縁があるように思えた。
体力と若さに優るMさん夫妻に先行していただきマイペースで登る。 雪は依然として良く締っていて、スノーシューを履いているメリットが全く感じられず、三日前の長須ケ玉山と同じように登り易い尾根が終始続いた。 Mさん夫妻よりもだいぶ遅れて山頂に着くと、お二人が私達の到着を待っていてくれた。 南方向に木々が切れた山頂からは尾瀬の山々は望めず、日光白根山や女峰山などが遠望された。