《 13日 》 高曽根山
桧原 〜 蘭峠 〜 林道入口 〜 林道終点手前 〜 高曽根山 (往復)
会津百名山の未踏の山(38座)のうち北塩原村の高曽根山(1443m)を登った。 桧原集落の外れの村道の除雪終了点からスノーシューを履いて2キロほど先の蘭峠へ緩やかに登る。 登山道のない寂峰で、この時期は蘭峠まで除雪されていないため、予想どおりトレースはない。 積雪は1m以上あるが、出発時の気温がマイナス13度と放射冷却で冷え込んでいたので雪は締まっていた。 蘭峠を越えて少し下った先から分岐する小塩川沿いの林道を取付きに向けてさらに3キロほど歩く。 林道は勾配が緩く、幅の広い登山道のようで、植林もないためストレスはあまり感じなかった。
地形図に記された林道の終点の少し手前から山頂に向けて緩やかに伸びる右手の尾根にトラバース気味に取り付く。 林道歩きが長かったので、取付きから山頂までは僅か320mほどの標高差だ。 尾根は木々の間隔が予想以上に広く、まるで登山道がある山のようで登り易かった。 予報どおりの快晴無風の天気となり、長袖のシャツ一枚でちょうど良い暖かさだ。 広い山頂は綺麗に雪で覆われていたため、360度の展望が利いて素晴らしかった。 会津百名山は他の地方の百名山に比べてマニアックで玉石混交だが、今日の高曽根山は私好みの山で正に宝石の一峰だった。