《 10月24日 》

ディンボチェ ( 4 4 1 0 m )

   10月24日、今日も朝から乾燥した青空で雲一つない。 カラ・パタールに行く前とは少し違い、まさに乾期が到来したという感じだ。 起床前のSPO2は84、脈拍は58で、カラ・パタールでの順応を終えた割には数値が悪い。 それ以上に喉の痛みが本格化し、顔も火照って熱ぽかったので、今日がレスト日で助かった。 午前中は妻や他のメンバーはシャワーを浴びたり、洗濯をしていたが、私は部屋でおとなしく寝ることにし、文字どおりのレスト日になってしまった。 

   昼前にアマ・ダブラムのB.Cから私たちの隊に合流する別働隊の3人(林さん、安倍さん、利岡さん)がロッジに着いた。 林さんは長野県の白馬在住の国際山岳ガイドで、3年前のペルーの山にご一緒した方だ。 安倍さんは林さんと同じ白馬で、夫婦で山のガイドをされている方で、利岡さんは林さんが所属する『山岳同志会』のメンバーということだった。 別働隊の3人は明日からカラ・パタールへ順応に行き、その後アマ・ダブラムのB.Cで再会するということだった。

   昼食をはさんで林さん達と歓談した後、妻と節子さんが明日向かうチュクン(4730m)方面に散歩に出掛けるというので、厚着をして1時間ほど付き合うことにした。 妻も節子さんもいたって元気で頼もしい。 集落の外れには建築中のロッジが見られ、観光地化は着実に進んでいるように思えた。 アイランド・ピークはまだ遠いが、ヒマラヤ襞が美しいカン・レヤムウ(6340m)が神々しく望まれた。 まだ歩き足りない妻や節子さんと途中で別れ、ロッジに戻って静養する。 少し遅い夕方のティータイムに、スタッフを通じて今日アイランド・ピークに登頂者が出たという嬉しい情報が入った。


朝食のトゥクパ


ロッジ付近から見たアマ・ダブラム


ロッジの食堂で寛ぐ


別働隊の林さん・安倍さんらと落ち合う


明日向かうチュクン方面に散歩に出掛ける


ロッジ付近から見たアイランド・ピーク


集落の外れには建築中のロッジが見られた


ヒマラヤ襞が美しいカン・レヤムウが神々しく望まれた


まだ歩き足りない妻と節子さん


遅い夕方のティータイム


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アマ・ダブラム