2  0  2  0  年    7  月  

《 26日 》    利尻山

   利尻北麓野営場 〜 第一見晴台 〜 長官山 〜 9合目 〜 利尻山(南峰)  (往復)

   北海道百名山の未踏の山(67座)のうち、宗谷(利尻富士町・利尻町)の利尻山(1719m)を鴛泊コースで登った。

   富士山のようなご来光登山も考えていたが、早朝は曇るという予報だったので、8時頃に山頂に着くように3時に登山口を出発。 熊の心配が要らない山なので気が楽だ。 4連休の最終日の混雑を危惧していたが、意外にも前後に登山者の姿は見られなかった。 幸か不幸か予報とは裏腹に空は満天の星空でご来光も見られ、当初の計画よりも遅く出発したことが悔やまれた。 山の形どおり最初は勾配が緩やかで、登るにつれて勾配が増してくる。 日本百名山の山らしく、登山道は良く手入れされていて朝露で濡れることはなかった。 6合目の第一見晴台を過ぎると所々で展望が利くようになり、長官山や背後の礼文島などが見えて足取りは軽い。 8合目となる前衛峰の長官山からは天を衝くように屹立する利尻山の雄姿に思わず息を呑んだ。 ありがたいことに天気は予報以上の快晴となり、海や山麓にはまだ霧が殆ど湧いていなかった。


登山口


登山口から第一見晴台へ(3合目)


登山口から第一見晴台へ(4合目)


登山口から第一見晴台へ(5合目)


ご来光


登山口と第一見晴台の間から見た礼文島


第一見晴台(6合目)から見た鴛泊の町と港


第一見晴台から見た長官山


第一見晴台から長官山へ(7合目)


第一見晴台と長官山の間から見た礼文島


第一見晴台から長官山へ


第二見晴台から見た長官山


長官山(8合目)から見た利尻山


長官山から見た礼文島


   長官山からは利尻島固有のリシリヒナゲシなどの花々も随所に見られるようになった。 建替えられた避難小屋は清楚で居心地が良さそうだった。 九合目の先で西側の沓形コースと合流すると、巨大なローソク岩が間近に迫り、ほぼコースタイムどおり7時半に利尻神社の建つ待望の山頂(北峰)に着いた。 ガイドブックに記されていたとおり、指呼の間に見える最高点の南峰(1721m)への道はクローズされていたが、今回は敢えて同峰へチャレンジしないことにした。 高度感のある北峰の山頂からは眼前のローソク岩と南峰以外は周囲の海と礼文島しか見えないのがユニークだ。 荒々しい急峻な山頂一帯の斜面は意外にもこの山一番のお花畑になっていたのも印象的だった。 アプローチと天気の見極めが難しいこの山に一度のチャレンジで登れたことは本当にラッキーで、北海道に長期滞在していて良かったと思った。


長官山から9合目へ


長官山と9合目の間から見た沓形の町と港


長官山と9合目の間から見た利尻水道


避難小屋


避難小屋の内部


長官山から9合目へ


長官山と9合目の間から見た長官山


長官山から9合目へ


リシリヒナゲシ


イブキトラノオ


イワギキョウ


9合目から見た利尻山


9合目から見た長官山


9合目から利尻山へ


9合目と利尻山の間から見た利尻山


9合目から利尻山へ


9合目から利尻山へ


利尻山の山頂直下から見た山頂とローソク岩(右)


利尻山(北峰)の山頂(利尻神社)


山頂から見た利尻山南峰


山頂から見たローソク岩


山頂から見た鴛泊方面


山頂から見た沓形方面


山頂から見た利尻水道と宗谷方面


山頂から見た礼文島


オニシモツケ


ノコギリソウ


メアカンフスマ


エゾツツジ


鴛泊港から見た利尻山


ウニ丼


                                                 【前泊地】 利尻北麓野営場

                                                 【立寄湯】 利尻富士温泉

                                                 【宿泊地】 利尻北麓野営場


2 0 2 0 年    ・    山 行 記    ・    T O P