《 12日 〜 13日 》 乳頭山 ・ 秋田駒ケ岳
乳頭温泉郷 〜 乳頭山 〜 千沼ケ原 〜 笊森山 〜 湯森山 〜 焼森 〜 横岳 〜 男岳 〜 秋田駒ケ岳 〜 阿弥陀池避難小屋(泊) 〜 焼森 〜 笹森山 〜 乳頭温泉郷 (周回)
9月中旬から北海道の山を登る予定でいたが、直前の大地震により延期せざるを得なくなり、紅葉狩りには少し早いが北海道と天気予報がほぼ同じだった東北北部の山に登ることにした。 計画段階の天気予報では入山日とした12日から4日続きの晴天で、天候は安定しているかのように見えたが、この地域特有の複雑な気象現象により、9日間の滞在期間中に一日中晴れているような日がなかったため、どの山も行動時間の選択や写真撮影に苦労した。
今回は若い頃のようにアプローチに高速道路を利用しなかったが、このことで東北北部の三県(青森・秋田・岩手)の道路・コンビニ・温泉・道の駅・ガソリンスタンドなど登山に必要な最新のインフラの状況がより一層分かり、今後この地域での登山活動のために役立つ情報を得ることが出来た。
《 12日 》
乳頭温泉郷 〜 乳頭山 〜 千沼ケ原 〜 笊森山 〜 湯森山 〜 焼森 〜 横岳 〜 男岳 〜 秋田駒ケ岳 〜 阿弥陀池避難小屋(泊)
滝ノ上温泉をベースに秋田駒ケ岳と裏岩手の山々を巡る計画だったが、直前の天気予報により秋田駒ケ岳と裏岩手を違う登山口から登ることに変更し、毎度行きそびれている千沼ケ原に行くことと、秋田駒ケ岳の山頂直下の阿弥陀池避難小屋に初めて泊まることを目的に、乳頭温泉郷から乳頭山・千沼ケ原・笊森山を経て秋田駒ケ岳に登った。 平日の千沼ケ原は訪れる人もなく静寂そのもので、この世にはもう私一人しかいないのではないかという錯覚すら覚えた。 紅葉には少し早いが各ピークや縦走路からの展望は終始良く、阿弥陀池避難小屋は予想以上に快適で、同宿者は地元のカメラマン1人だけだった。
《 13日 》
阿弥陀池避難小屋 〜 焼森 〜 笹森山 〜 乳頭温泉郷
避難小屋を未明に出発し、9時頃に乳頭温泉郷に下山して車で松川温泉に移動しから大深岳・三ツ石山を経て三ツ石避難小屋に泊まる予定でいたが、乳頭温泉郷から松川温泉への移動中に天気が崩れたため、昼過ぎに松川温泉から直接三ツ石避難小屋に行くことにした。
稜線でのご来光は叶わなかったが、湯森山に流れ込む滝雲は今まで見た中でも一番規模が大きく、展望は遮られたもののその迫力は一見の価値があった。