2  0  1  8  年    5  月  

《 12日 》    荒海山

戸坪沢 〜 荒海山  (往復)

   先週僅かに降った今シーズン最後の初雪を踏もうと谷川連峰の山を計画していたが、直前に天気予報が悪くなってしまったので、21年ぶりに南会津の荒海山に登った。 荒海山は以前の八総鉱山跡からの登山道が数年前に崩壊したため、最近は戸坪沢からのヴァリエーションルートを整備した道で登られている。 今年の冬にこのルートを使って荒海山を登ろうとしていたが叶わず、図らずも今回このタイミングで登ることになった。

   国道352号線の道の駅『番屋』の1.5キロ手前の広いチェーン装着場の前から山道に入り、戸坪沢を2回渡った先から急勾配の顕著な尾根に取り付く。 標識の類は一切ないが、ピンクリボンが5〜10m毎にベタ貼りしてあるので地図は要らなかった。 標高差で200mほど急坂を登るとようやく勾配が緩やかになり、ブナの林に変わると八総鉱山跡からの登山道に合流した。 ここに唯一『戸坪沢⇒』と立木に記された標識があるが、登山口に『荒海山⇒』という標柱を立てれば、実線の登山道となるだろう。 道は良く踏まれていて全く問題なかった。 登山道にコースタイムが入るとしたら、チェーン装着場からここまでが1時間強、ここから山頂までが2時間弱だろう。 今年の雪の少なさを物語るように登山道に残雪は全くなく、所々でもうシャクナゲが咲いていた。 一方、山頂手前から断続的に続くロープが張られた急斜面を冬に登るのは相当厳しいことがあらためて分かった。

   予定よりも早く下山出来たので、水芭蕉を見ようと駒止湿原に向かったが、あいにく駒止峠付近の道路が災害の復旧工事で通行止めになっていた。


戸坪沢の登山口


戸坪沢を2回渡った先から急勾配の顕著な尾根に取り付く


所々でもうシャクナゲが咲いていた


『戸坪沢⇒』と立木に記された標識がある八総鉱山跡からの登山道との合流点


山頂手前から断続的に続くロープが張られた急斜面を冬に登るのは相当厳しいと思われた


荒廃した荒海山の山頂直下の避難小屋


荒海山の山頂


荒海山の山頂から見た高原山


荒海山の山頂から見た女峰山


荒海山の山頂から見た尾瀬の山々


荒海山の山頂(三角点峰)


荒海山の山頂(三角点峰)から見た七ケ岳


2 0 1 8 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P