《 28日 》 赤久縄山
塩沢ダム付近 〜 栗木平 〜 赤久縄山 (往復)
赤久縄山は御荷鉾スーパー林道が通れない時期に登るのがベストだが、今回は雪のためアプローチの県道46号線の通行も定かではないため、途中の塩沢ダムから出発する計画でいたが、県道の雪が予想よりも少なかったので、塩沢ダムから1キロ先の除雪されたスペースまで車で入れた。
30分ほど凍てついた車道を歩いて赤久縄山の登山口の栗木平に着くと、新しい靴跡が複数見られたので、昨日登った人がいたと思ったが、登山口から20分ほど歩いた早滝との分岐から靴跡は全て早滝の方に向かっていた。 図らずも早滝との分岐からは新雪を踏んで歩くことになった。 降雪後は低温が続いていたため、昨日登ったシラケ山と同じように雪は軽くて気持ち良い。 赤久縄山は名山だが、御荷鉾スーパー林道を使えば簡単に山頂に立てる山なので、20年ほど前に登った栗木平からのルートは殆ど歩かれていないと思ったが、送電線の巡視路も兼ねているためか、標識やピンクリボンが要所要所に見られ、ルーファンは殆どせずに済んだ。
御荷鉾スーパー林道との出合からは積雪が増したが、雪は良く締まっていたのでワカンは履かずに登り続け、出発してから4時間ほどで純白無垢の赤久縄山の山頂に着いた。 一等三角点のある山頂だが、周囲の木々の背丈が伸びてしまい、展望は以前の記憶よりも悪かったのが玉にキズだ。 一方、帰路も誰ともすれ違うことなく、西上州の山とは思えない雰囲気の赤久縄山を楽しめた。 登山道から少し外れた早滝を見物すると、滝は連日の低温で凍てつき、氷河のようにブルーに輝いていて見応えがあった。