《 17日 》 檜洞丸 ・ 蛭ケ岳
神ノ川ヒュッテ 〜 熊笹ノ峰 〜 檜洞丸 〜 臼ケ岳 〜 蛭ケ岳 〜 姫次 〜 袖平山 〜 神ノ川ヒュッテ (周回)
週末は強い冬型の予報だったので、一番風の弱そうな丹沢の山に登った。 ルートは以前計画した神ノ川ヒュッテから檜洞丸と蛭ケ岳の2座を登る周回ルートとした。 このルートは埼玉県民にとっては日帰りのルートとして理想的(犬越路を通るルートだとさらに良い)で、丹沢を訪れる人の殆どが表(東)側から登るため、予想どおり静かな山行を楽しむことが出来た。
妻が風邪をひいていたので、早出をしていつも以上にゆっくり登っていくと、檜洞丸の山頂で同じルートを辿っていると思われる男性パーティーが足早に追い越していった。 男性パーティーの雰囲気が山仲間のゆきさんの知り合いのK林さんという方に似ていたので、お声掛けしてみると、やはりそうだった。 K林さんは全国各地の山々のみならず、足繁く地元の丹沢の山にも通われており、今日のルートもパートナーの息子さんと3週続けて登られているとのことだった。 K林さんとしばらく雑談を交し、私達は健脚のお二人を見送ってから、スローペースで蛭ケ岳への縦走を続けた。
午前中は大島や新島まで遠望された快晴の天気も、昼過ぎには寒気の舌端が丹沢の上空まで伸びてきてしまったので、展望は次第に冴えなくなってしまったが、蛭ケ岳の山頂から筑波山が見えたのは意外だった。 また、ルート中の熊笹ノ峰(1523m)・檜洞丸(1601m)・臼ケ岳(1460m)・蛭ケ岳(1673m)・袖平山(1431m)の全てのピークからの展望も良く、図らずも今まで辿った西丹沢のルートの中で一番変化があって面白かった。
心優しいK林さん親子は私達の遅いペースを心配され、登山口で私達が無事下山してくるのを待っていてくれた。 今日辿った周回ルートの印象はとても良かったが、K林さん親子との思わぬ出会いの方が印象に残る山行となった。