《 24日 》 黒岩山
大清水 〜 物見山 〜 鬼怒沼湿原 〜 鬼怒沼山 〜 黒岩山 〜 大清水 (周回)
天気が悪かった三連休の後の連休の山の喧噪は必至だったので、行きたい山やルートは潔く諦め、以前から気になっていた尾瀬のマイナーなルートを歩いた。 大清水から鬼怒沼湿原を経てこの山域では唯一展望に恵まれる黒岩山(2162m)に登って周回するルートは、登山口の大清水へのアクセスが良いためか、近年愛好家が増えているようだ。 黒岩山へは昨年の春先に女夫淵温泉から登って敗退したので、今回が初めての登頂となった。
2004年版の昭文社の登山地図のコースタイムは12時間ほどだったので、周囲が明るくなった5時半前に大清水の有料駐車場を出発。 最初のピークの物見山(2113m)を経て鬼怒沼湿原までは予想どおり誰とも出会うことはなかった。 静かな鬼怒沼湿原で30分以上も寛いでしまい、鬼怒沼山(2140m)を経て目標の黒岩山に向かうと、女夫淵温泉からの登山者4人、大清水からの登山者1人とすれ違った。 今回の一番の核心と思えた黒岩山の山頂直下では、先人が付けたテープ類が予想以上に多かったのでルーファンの必要が全く無かったのみならず、藪も大したことがなかったので、標識のある登山道の分岐から30分ほどで登れた。 すでに1時近くになっていたため、日光方面の山々は雲に覆われてしまったが、尾瀬や奥利根の名だたる山々の展望が良かった。
黒岩山から大清水への下りでは予想外に時間が掛かり、大清水への到着は日没後の6時半になってしまった。 最新版の昭文社の登山地図には黒岩山へのルートが破線ながら記され、今回辿ったルートのコースタイムも13時間を超えていた。