2  0  1  6  年  1  2  月  

《 4日 》    白毛門 ・ 笠ケ岳 ・ 朝日岳

   土合橋 〜 白毛門 〜 笠ケ岳 〜 小烏帽子 〜 大烏帽子 〜 朝日岳  (往復)

   土合橋の駐車場を4時半に出発。 広い駐車場には数台の車が見られたが、まだ先行者はいないようだ。 登山口の標高が低いため、登山道に雪は全くない。 気温も高く、まるで一月前の暖かさだ。 白毛門への急坂を1時間ほど登った所からようやく雪が足元に見られるようになった。 昨日は良い天気だったので、白毛門へ登った人達の足跡が沢山見られた。 間もなく周囲が白み始めると、昨日登った武尊山が樹間から見えた。 松ノ木沢ノ頭の手前で若い単独の男性が足早に追い越して行った。 松ノ木沢ノ頭(1484m)の直下からモルゲンロートに染まる谷川岳が望まれ、急坂の連続で疲れた足が軽くなる。 松ノ木沢ノ頭で武尊山の背後からのご来光を拝み、眼前に迫る白毛門への登りに入る。 天気は予報よりも少し良く、新潟方面の上空は雲一つない青空が広がっていた。 山頂手前の岩場は溶けた雪が凍っていて登りにくかった。 間もなく先ほど追い越して行った方がもう下ってきた。 山頂直下で再び若い単独の男性に道を譲ったが、この先の朝日岳まで足を延ばしたのは私達とこの方だけだった。 昨日とは違い、無雪期と変わらないコースタイムで8時前に白毛門(1720m)の山頂に着いた。 今日も穏やかで風が弱い絶好の登山日和だが、予報どおり関東方面から少しずつ雲が広がってきた。 360度の展望が利く山頂からは谷川連峰の眺めが良いのはもちろんのこと、至仏山・平ケ岳・燧ケ岳などの尾瀬の山々、そして眼前にはこれから向かう笠ケ岳や小烏帽子・大烏帽子のピークが清々しく望まれた。


土合橋の駐車場を4時半に出発する


登山道には昨日白毛門へ登った人の足跡が沢山見られた


松ノ木沢ノ頭の直下から見たモルゲンロートに染まる谷川岳と一ノ倉岳(右)


武尊山からのご来光


松ノ木沢ノ頭から見た谷川岳と一ノ倉岳(右)


松ノ木沢ノ頭から見た武能岳


松ノ木沢ノ頭から見た白毛門


松ノ木沢ノ頭から白毛門へ


白毛門の山頂直下


白毛門の山頂


白毛門の山頂から見た武尊山


白毛門の山頂から見た至仏山(中央右)と燧ケ岳(中央左奥)


   暖かいコーヒーを飲みながらしばらく寛ぎ、笠ケ岳に向かった単独の男性に続いて山頂を発つ。 山頂から先では積雪がやや増したが、昨日の新しいトレースのお蔭で快適に歩けた。 白毛門から1時間ほどで笠ケ岳(1852m)に着くと、関東方面からの雲は一層厚くなり、谷川岳の展望はやや冴えなくなってきた。 予想どおり笠ケ岳から先ではトレースが薄くなり、昨日朝日岳方面に向かった人は僅かしかいないことが分かった。 朝日岳までは小烏帽子(1885m)や大烏帽子(1934m)など幾つものピークが連続して変化に富んでいる。 それまで弱かった風が強くなり始め、天気の崩れが近づいていることを告げていた。 良いトレースに恵まれたので、予定よりも早く10時半に朝日岳(1945m)の山頂に着いた。 展望の良い山頂からはそれまで見えなかった上越県境の山々がすっきりと一望されたが、強い風が断続的に吹いていたので、風の当たらない岩の陰の日溜りで周囲の山々を眺めながらゆっくり寛いだ。 白毛門から終始先行していた単独の男性が一つ先のジャンクションピークの山頂にいるのが見えた。 しばらくするとジャンクションピークから単独の男性が戻ってきたので、私達も重い腰を上げて往路を戻った。 正午を過ぎると予報どおり関東の空は灰色となり、谷川連峰もこの時期らしいモノトーンの世界に変わりつつあった。 笠ケ岳の山頂で単独の男性と雑談を交わすと、土樽駅への縦走も視野に入れていたとのことだった。 下りもほほコースタイムどおりに歩けたので、まだ明るい3時半に土合橋の駐車場に戻った。


白毛門付近から見た笠ケ岳(左)と小烏帽子・大烏帽子(中央)


白毛門から笠ケ岳へ


白毛門と笠ケ岳の間から見た白毛門


笠ケ岳の山頂


笠ケ岳の山頂から見た七ツ小屋山


笠ケ岳の山頂から見た大烏帽子と朝日岳(左奥)


笠ケ岳の山頂から見た朝日岳(右)と巻機山(左)


笠ケ岳の山頂直下の避難小屋


避難小屋の内部


笠ケ岳から小烏帽子へ


笠ケ岳から小烏帽子へ


笠ケ岳と小烏帽子の間から見た白毛門


小烏帽子から見た大烏帽子


小烏帽子から見た七ツ小屋山


大烏帽子から見た朝日岳


大烏帽子から朝日岳へ


大烏帽子から朝日岳へ


朝日岳の山頂直下から見た大烏帽子


朝日岳の山頂


朝日岳の山頂から見た上越県境の山々


朝日岳の山頂から見た谷川岳(中央奥)と大烏帽子(左手前)


朝日岳の山頂から見た至仏山(中央右)と燧ケ岳(中央左奥)


2 0 1 6 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P