《 26日 》 三倉山
野際新田 〜 大峠 〜 流石山 〜 大倉山 〜 三倉山 (往復)
この週末はどこへ行っても良い天気にはならないようで、相棒の妻にも用事があり、久々の単独行となったので、コスパを優先して裏那須の山を日帰りで登った。
大峠への車道は観音沼森林公園から1キロほど先で工事のため通行止めとなっていたので、登山口まで自転車でアプローチする。 車道の終点となる登山口(1330m)までの距離は7〜8キロほどだが、標高差は300m以上あり、途中に少し下りがあったり、最後の2〜3キロは未舗装だったので、予想よりも遅く1時間ほどを要した。
6時半過ぎに大峠を出発し、最初のピークの流石山へ登る。 まだこの時間帯から登る人はいないので周囲に人影はない。 天気は予報どおり曇ったり晴れたりで風も強い。 初夏にはニッコウキスゲが一面に咲くという流石山だが、花々はまだ点々と見られる程度で、ウサギギクやサラサドウダン、ハクサンフウロが盛りを迎えていた。 流石山(1812m)の山頂を過ぎると、笹に覆われた大倉山への稜線はキスゲに代わってピンクと黄色の二種類のシャクナゲが満開だった。 展望はあいにく冴えないが、静かさと手袋をするほどの涼しさが嬉しい。 地味な大倉山(1885m)を経て最後のピークの三倉山(1888m)には労せずして9時に着いた。 音金方面からの登山者はなく、展望の良い山頂で一休みする。
帰路は、来月の山開きの準備をするという草刈りの作業をする方々5〜6人と出会ったが、その後からは何人もの登山者とすれ違った。 三倉山からは休むことなく下ったので、大峠には11時前に着いた。 予報が外れて天気が良くなれば、三本槍岳に登って鏡ケ沼経由で下ることも考えていたが、予報どおり天気は下り坂だった。 草刈りの方が通行止めのゲートを外してしまったので、車道の終点の広い駐車場には車が20台ほど停まっていた。 自転車での下りは快適なはずだったが、途中でブレーキが故障してしまったので難儀した。