《 27日 》 菰釣山 ・ 畦ケ丸 ・ 加入道山
和出村バス停 〜 道の駅どうし 〜 菰釣山 〜 城ケ尾峠 〜 モロクボ沢ノ頭 〜 畦ケ丸 〜 白石峠 〜 加入道山 〜 和出村バス停 (周回)
計画段階での日曜日の天気予報があまり良くなかったので、土曜日は西丹沢のやや長いルート、日曜日は奥秩父の短めのルートを歩くことにした。 西丹沢は未踏破の菰釣山から大界木山の間の稜線を辿り、昨年時間切れで割愛した畦ケ丸の頂を踏むことを目標に、昨年の冬と同じように和出村のバス停からの周回とした。
和出村のバス停脇の駐車場に前泊し、翌朝5時過ぎに出発。 国道413号線を道の駅『どうし』まで小1時間ほど歩き、道志川を渡って『道志の森キャンプ場』への舗装された林道に入る。 キャンプ場から先の未舗装の林道を30分ほど歩くと分岐があり、いずれの道も通行止めのチェーンが張られていた。 ゲートの脇には菰釣山と記された小さな道標があり、左の林道をさらに10分ほど歩いてから沢沿いにつけられた登山道に入る。 三日前の夜に関東周辺で降った新雪が数センチ残雪の上に積もっていたが、新しいトレースがあったのでコースタイムどおりに歩けた。 予定より少し早く8時前に稜線の分岐(ブナ沢乗越)に着き、その少し先に建つ菰釣避難小屋で一息入れてから最初のピークの 菰釣山(1379m)を往復する。 山頂からは富士山の眺めが良く、南アルプスの山々も遠望出来た。
ブナ沢乗越まで戻り、畦ケ丸への分岐があるモロクボ沢ノ頭まで東海自然歩道となっている稜線を、中ノ丸・城ケ尾山・大界木山といった地味なピークを幾つも越えながら辿って行く。 ブナ沢乗越からモロクボ沢ノ頭までの間はトレースがなく、すれ違う人もいなかったので、図らずも新雪を踏んで歩くことが出来た。 予定より早く11時半にモロクボ沢ノ頭に着き、分岐から畦ケ丸(1292m)を往復する。 畦ケ丸の山頂直下の畦ケ丸避難小屋は西丹沢の表玄関口の西丹沢自然教室から近いこともあり、数人の登山者が寛いでいた。 初めて訪れた畦ケ丸の山頂は雑木に囲まれ、冬枯れのこの時期でも展望に恵まれなかった。
モロクボ沢ノ頭まで戻り、加入道山への登り口となる白石峠までバン木ノ頭・シャガクチ丸・水晶沢ノ頭といった緩やかで地味なピークを越えながら辿って行く。 すれ違う人は少ないがトレースもあり、人気のない菰釣山方面よりは良く歩かれている。 昨年の冬よりも積雪が少なかったため、最後のピークの加入道山(1418m)の山頂には予定よりだいぶ早く2時半過ぎに着いた。 山頂の傍らに建つ加入道避難小屋は先月改築されたばかりで新しかった。 小屋には今日泊まられるという地元の方がおり、その方から色々と丹沢の情報を教えてもらった。
居心地の良い避難小屋でしばらく寛ぎ、3時に小屋を発って和出村のバス停に下る。 陽の当たる登山道の新雪はどんどん溶け、途中の休憩舎から登山道に雪がなくなった。 4時半に和出村のバス停に戻り、最新の天気予報をチェックしてから明日の奥秩父の山の登山口となる作場平の登山口へ向かう。 ありがたいことに青梅街道から少し山奥に入った三ノ瀬の集落から先の作場平まで除雪されていた。