《 3日 》 赤薙山 ・ 女峰山
霧降高原 〜 小丸山 〜 赤薙山 〜 赤薙奥社跡 〜 独標 〜 女峰山 (往復)
冬型が緩むという予報が出たので、霧降高原から赤薙山を経て女峰山に登った。 5時半過ぎに登山口の駐車場を出発。 予報どおり気温は0度と異常に高かった。 正月三が日の最終日なので他に登山者の姿はない。 駐車場から観光用の1445段の木の階段を登り、小丸山(1601m)から登山道に入る。 3年前の夏に同じルートで女峰山に登っているのでルートの記憶は新しい。 間もなく今年初めての御来光を拝むことが出来た。 甲信地方の他の山域と同じように雪は少なく、1700m付近からようやく登山道に雪があらわれた。
赤薙山(2010m)を過ぎると積雪は多くなったが、年末年始の入山者のトレースに助けられ、無雪期とほぼ同じように歩けた。 もちろんルーファンの必要は皆無だ。 赤薙奥社跡を過ぎると一里ケ曽根という平坦な尾根となり、右手の樹間から帝釈山、田代山、荒海山などの南会津の山々が望まれた。 いつもは風の強い独標(2295m)も今日は無風で穏やかだ。
独標の先からは積雪が一段と増したが、昨日の単独者のトレースが続いていた。 間もなくそのトレースの主のものと思われるテントが独標から下った鞍部に見られた。 2318m地点の先の尾根が痩せてきた所でアイゼンを着ける。 山頂手前の急斜面ではロープが雪から出ていたので、全く問題なく登れた。 トレースのお蔭で予定よりも1時間ほど早く11時半前に女峰山(2483m)の山頂に着くと、帝釈山方面からの単独者と出会ったが、その人が先ほどのテントの主で、隣の帝釈山まで行ってきたとのことだった。
風の無い暖かい山頂でゆっくり展望を肴に寛ぎ、正午に重い腰を上げて山頂を辞する。 この間、唐沢小屋方面からも誰も登ってこなかったが、下り始めてまもなく二人の単独者と相次いですれ違った。 まだ陽の高い4時に駐車場に着くと、気温は5度もあった。