2  0  1  5  年  1  1  月  

《 7日 》    兜岩山 ・ 西立岩 ・ 経塚山

   内山峠 〜 艫岩 〜 星尾峠 〜 兜岩山 〜 星尾峠 〜 西立岩 〜 経塚山 〜 艫岩 〜 内山峠  (往復)

   曇りの予報だが降水確率は10%だったので、先日行った諏訪山の紅葉に惹かれ、同じくらいの標高の荒船山周辺を歩くことにした。 荒船山には何度か登っているが、帰路に雨に降られることを考え、初めて内山峠からの往復とした。 6時過ぎに内山峠の広い駐車場を出発。 まだこの時間帯では荒船山に登る人はいない。 予報どおりの曇天だが、これは織り込み済みだ。 意外にも内山峠付近の紅葉はすでに終わっているようで、まるで晩秋のような感じだった。 所々で小さな登り返しがある登山道は良く踏まれていて歩き易い。 間もなく樹間から艫岩や御岳が見えた。 内山峠から小1時間で艫岩の展望台に着く。 あいにくの曇天で周囲の山々の展望や眼下の紅葉は冴えない。 荒船山のシンボルとも言える広く平らな頂上台地を経塚山方面へ進むが、分岐からは経塚山へは登らず、予定どおり星尾峠に下って以前から気になっていた兜岩山に向かう。 星尾峠から30分ほど登り返し、縦走路から僅かに外れた御岳に登る。 銅像の立つ地味な御岳(1350m)の山頂は雑木に囲まれ展望に恵まれなかった。


内山峠の広い駐車場


駐車場にあった案内板


内山峠からの登山道は良く踏まれていて歩き易い


鋏岩


樹間から見た御岳とローソク岩(右)


樹間から見た艫岩


艫岩展望台の方位盤


艫岩展望台から見た八風山(中央奥)と眼下の紅葉


荒船山のシンボルとも言える広く平らな頂上台地を経塚山方面へ進む


星尾峠


星尾峠から御岳へ


銅像の立つ御岳の山頂


   御岳から縦走路に戻り、指呼の間のP1・P2・P3と名付けられた岩峰(ローソク岩)の基部に向かう。 険しい岩峰の基部からは、一番小さなP1のみピークまで簡単に登れた。 P2も何とか登れそうだったが、展望の良いP1で充分満足したので今回はパスした。 一番大きなP3(大ローソク)は他の西上州の岩峰と同じように登るのは危険だ。 ローソク岩を過ぎるとすぐに御岳と同じように縦走路から外れた兜岩山への顕著な尾根の分岐があったが、分岐にはなぜか標識が無かった。 兜岩山の山頂は雑木に囲まれ、御岳同様展望に恵まれなかったが、山頂から50mほど先に進むと木々が切れ、西上州の山々や八ケ岳などが見えた。


 

樹間から見たローソク岩(P3)


ローソク岩(P1)


ローソク岩(P1)から見た立岩


ローソク岩(P1)から見たローソク岩(P2)(左)と(P3)(右)


ローソク岩(P1)から見た兜岩山


ローソク岩(P1)から見た経塚山(中央奥)


ローソク岩(P3)の基部


樹間から見たローソク岩(P3)


兜岩山の山頂


兜岩山の山頂付近から見た御座山(中央遠景)


   風の無い兜岩山の山頂でゆっくり寛ぎ、星尾峠まで往路を戻る。 雨が降りそうになったら、ここから内山峠に引き返すつもりだったが、まだ陽射しも少しありすぐに天気は崩れそうになかったので、予定どおり立岩方面に向かう。 経塚山の山頂の南面を巻く道は、最近では歩く人があまりいないようで荒れていた。 毛無岩方面との分岐(立岩分岐)から線ケ滝へ下るルートとの分岐(荒船山分岐)までは下り基調だ。 紅葉が見頃の荒船山分岐を過ぎると、立岩を登った人たちと何人かすれ違うようになった。 寂峰だと思っていた立岩にも登山者が多くなったようだ。 

   1時前にもう誰もいなくなった西立岩(1265m)の山頂に着く。 周辺では一番高い経塚山には雲が取り付き、天気が悪くなっていることを示唆していた。 午前中に登った兜岩山やローソク岩はだいぶ遠くなった。 静かな山頂でゆっくり休憩して往路を戻る。 経塚山までは往路と反対の登り基調だ。 2時半に最後のピークの経塚山(1422m)に着く。 山頂は薄い霧に包まれていたが、何とか雨には降られずに4時半前に内山峠の駐車場に戻った。


紅葉が見頃の荒船山分岐


西立岩(右)


西立岩の山頂


西立岩の山頂から見た経塚山(中央奥)には雲が取り付いていた


西立岩の手前の小岩峰を登る


経塚山の直下を登る


薄い霧に包まれていた経塚山の山頂


2 0 1 5 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P