《 18日 》 山中湖一周
長池親水公園 〜 大平山 〜 平尾山 〜 石割山 〜 山伏峠 〜 大棚の頭 〜 高指山 〜 明神山 〜 三国山 〜 大洞山 〜 籠坂峠 〜 長池親水公園 (周回)
今年は週末になると冬型が強くなるという悪循環が続いているので、山中湖を周遊する低山のハイキングを計画した。 当初は山中湖の西端の湖尻を起点に、大出山(1101m)から石割山(1413m)方面に縦走し、山伏峠を経て大棚の頭(1268m)から東海自然歩道を籠坂峠へ時計回りに周回する計画だったが、前夜に車で通った富士吉田市街の積雪が予想以上に多かったので、途中から半周回への変更が可能な長池親水公園からの出発に変更した。
湖畔の長池親水公園の駐車場に前泊し、翌朝5時半過ぎに出発。 10分ほど湖畔の遊歩道を歩き、湖北のバス停の傍らにある『大平山ハイキングコース』の標識に従って左折し、車道の途中から山道に入る。 新雪は予想外に少なく、同一視していた富士吉田市と山中湖村では積雪量が全く違うことがあらためて分かった。 縦走路の最初のピークの大平山(1296m)、次の平尾山(1318m)、そして人気のある石割山の山頂からは、いずれも富士山や南アルプスの展望が良かった。 尾根上のハイキングコースは良く整備されていて、木の階段も多かった。 予報どおり風はそれなりに吹いていたが、標高が低いのでそれほど寒さは感じなかった。
予想どおり、石割山から御正体山への縦走路にはトレースがなく、5〜10センチほど積もった新雪を踏んで歩く。 痩せた急斜面もないので、アイゼンは要らなかった。 時間の目安となる山伏峠にはコースタイムよりも少し早く10時に着いた。 東海自然歩道の大棚の頭から先では新雪は殆ど無く、正月明けの残雪が硬く凍って歩きにくかったが、予報どおり昼前から風は止み、樹間から富士山を眺めながら歩く。 高指山(1174m)、明神山(1291m)とも山中湖越しの富士山の眺めが素晴らしく、御坂の山々や南アルプスも良く見えた。 次の三国山(1328m)から籠坂峠までの間にある楢木山(1353m)、大洞山(1383m)などの地味なピークは残念ながら展望には恵まれなかったが、冬枯れの明るい疎林帯で静かな山歩きが出来た。
ハイキングコースの終点の籠坂峠(1100m)には4時に着き、別荘地の中の車道を歩いて湖畔に下る。 湖畔の山中湖村の役場前のバス停に着いた時、偶然にも後ろから来た富士山駅行のバスが止まってくれたので、図らずも湖尻までの2キロほどの区間をバスに乗ることになった。 バスを降りてから30分ほど湖畔の遊歩道を歩き、長池親水公園の駐車場に5時過ぎに着いた。 意外にも駐車場には夕景・夜景の富士山を撮るカメラマンの姿が多く見られた。