2  0  1  4  年  1  2  月  

《 28日 》    竜ケ岳 ・ 雨ケ岳 ・ タカデッキ

  本栖湖 〜 竜ケ岳 〜 雨ケ岳 〜 タカデッキ  (往復)

   竜ケ岳の登山者用の大駐車場に前泊して5時半前に出発。 今日は竜ケ岳からタカデッキまで往復する予定だが、元々この山に積極的に登ろうと考えていた訳ではなく、単に昨日登った御正体山から近いことが理由だった。 運が良ければ山頂からのダイアモンド富士も見られると思ったが、この発想は大きな間違いで、逆にそれだけを目的とする人が多く、この時間帯でも前後にはヘッドランプの灯が揺れていて違和感を覚えた。 竜ケ岳に登るのは久しぶりだが、登山道は良く整備されていて、人気のある山だということが分かった。 予報にはなかった低気圧が通過しているようで風が強く、富士山にも黒い雲が取り付いていた。 東の空が朝焼けに染まってくると、ようやく富士山の雲も取れ、ダイアモンド富士の期待が高まった。 

   予定よりも早く7時過ぎに竜ケ岳の山頂に着くと、すでに20ほどの人が強風と寒さに耐えながら思い思いにご来光を待っていた。 八ケ岳や南アルプスの山々はモルゲンロートに染まり始めたが、肝心の富士山には再び雲が取り付いてしまった。 体感気温がマイナス10度以下の山頂にいるのも辛いので、7時半過ぎに6本爪のアイゼンを着けて雨ケ岳方面に縦走を始める。 予想どおり縦走者は誰もいない。 間もなくご来光となったが、残念ながら雲は取れずダイアモンド富士は見られなかった。 雨ケ岳方面にも寒々しい雲が取り付いていたが、端足峠に近づくとようやく上空に青空が広がってきた。 

   端足峠を過ぎると風は収まり、ようやく予報どおりの穏やかな登山日和となった。 積雪は峠を境に別の山に来ているかのように多くなったが、トレースも多く山頂までの登り一辺倒の急坂もコースタイムより早く登れた。  9時半過ぎに雨ケ岳(1772m)の山頂に着く。 2年前に登った時には無かった新しい標識が立っていた。 日溜りとなっていた山頂でゆっくり寛いでいると、毛無山へ縦走する男女のパーティーが足早に通り過ぎて行った。 

   10時過ぎに山頂を発ち、指呼の間のタカデッキに向かう。 縦走路は雪が良く締まっていたのでとても歩き易く、予定よりも早く11時前に今日の目的地のタカデッキ(1921m)に着いた。 山頂には雨ケ岳とは対照的に山名を記した標識は一切なかった。 富士山の周囲の雲もすっかり無くなり、山頂直下の南側の笹原に下りて八ケ岳や南アルプスの山々の大展望を肴に40分ほどゆっくり寛ぐ。

   11時半過ぎに静かな山頂を発って往路を戻る。 明日に向けて天気は少しずつ下り坂となり、富士山にも笠雲が見られた。 雨ケ岳と竜ケ岳の鞍部となる端足峠から本栖湖畔に下り、湖畔の通行止めの車道を歩いてまだ陽の高い2時半過ぎに既に車がなくなった登山者用の大駐車場に着いた。


竜ケ岳の登山者用の大駐車場を5時半前に出発


竜ケ岳への登山道は良く整備されていた


低気圧が通過しているようで風が強く、富士山にも黒い雲が取り付いていた


竜ケ岳への登り


朝焼けに染まる御坂山塊の山々


笹原となっている竜ケ岳の山頂直下


竜ケ岳の山頂


山頂では沢山の人が強風に耐えながらご来光を待っていた


山頂から見た白峰三山(右)と塩見岳(左)


山頂付近から見たご来光時の富士山


端足峠への下りから見た雨ケ岳とタカデッキ(左奥)


端足峠から見た富士山


端足峠から見た本栖湖


端足峠から雨ケ岳へ


端足峠から雨ケ岳へ


端足峠から雨ケ岳へ


雨ケ岳の山頂


山頂から見たタカデッキ


雨ケ岳からタカデッキへの縦走路は雪が良く締まっていたのでとても歩き易かった


タカデッキの山頂


山頂直下から見た大見岳と毛無山(中央右奥)


山頂直下から見た富士山


山頂直下の南側の笹原から見た南アルプスの山々


タカデッキから雨ケ岳へ


雨ケ岳から端足峠へ


端足峠から見た富士山


端足峠から本栖湖畔へ


本栖湖畔の通行止めの車道を歩く


本栖湖畔から見たパノラマ台(中央左)と烏帽子岳(中央右)


2 0 1 4 年    ・    山 行 の 報 告    ・    T O P